サウスカロライナ州
South Carolina
パルメットステート
南部の魅力が凝縮された州。チャールストンは何度も「アメリカで最も魅力的な都市」に選ばれ、歴史的なプランテーション、石畳の通り、そして絶品の南部料理で観光客を魅了する。BMW、ボーイング、ボルボなど自動車・航空機メーカーの工場があり、製造業が成長中。温暖な気候、手頃な生活費、そして「サザンホスピタリティ」と呼ばれる温かいおもてなしの文化が、留学生を歓迎する環境を作っている。
サウスカロライナはアメリカ南東部の大西洋岸に位置する州で、州都は中部のコロンビア、最大都市は歴史都市チャールストンだ。西部の「アップステート」にはブルーリッジ山脈が広がり、沿岸・中部・山麓と変化に富む。BMWの工場やボーイングの航空宇宙拠点が進出し、製造業が州経済を牽引している。国際ビジネスで全米トップのサウスカロライナ大学(USC)と、工学・自動車工学に強いクレムソン大学(Clemson)が学びを支える、温暖で手頃な留学先だ。
経済は自動車・航空機の製造と観光が柱。スパルタンバーグにBMWの工場、ノースチャールストンにボーイングの787型機製造拠点があり、ミシュランやボッシュなども集積する。歴史都市チャールストンや海岸のリゾートには観光客が集まる。生活費が全米平均を下回り、「サザンホスピタリティ」と呼ばれる温かい土地柄も魅力で、製造・工学系を学びつつ現地就職を狙うルートが描きやすい。
基本データ
大学データ統計
州立大 州内学費 中央値
$11,670
州内出身者のみ適用
州立 12 校のデータ
州立大 州外学費 中央値
$25,883
留学生はこの水準が目安
州立 12 校のデータ
私立大 学費 中央値
$26,650
私立は州内外で同額
私立 20 校のデータ
合格率 中央値
73%
合格率を公表する
28 校のデータ
卒業率 中央値
48%
6年以内の卒業率
32 校のデータ
卒業10年後 年収 中央値
$45,750
入学から10年後の中央値
32 校のデータ
※ サウスカロライナ州 の4年制・非営利 全 34 校(私立 21 校 / 州立 13 校)から算出。項目ごとに数値を公表している学校数が異なるため、各タイルに母数を併記している。
教育環境
教育の特色
サウスカロライナの公立大学は、州立旗艦のサウスカロライナ大学(USC/コロンビア)とクレムソン大学(Clemson)が2本柱だ。USCのダーラ・ムーア・ビジネススクールは学部の国際ビジネスがUSニューズで全米1位を22年連続で維持する看板分野。クレムソンはランドグラント研究大学で工学・自動車工学に強く、BMW・ミシュラン・ボッシュなどと産学連携拠点CU-ICARを運営する。温暖な気候と手頃な学費で、製造・工学系を学ぶ環境が整っている。
留学生環境
製造業の集積を背景に、留学生にとって工学・ビジネスを実務に結びつけやすい州だ。留学生は原則「州外・国際学生」扱いで、サウスカロライナ大学(USC)の州外授業料・諸費は約35,972ドル、クレムソン大学(Clemson)は約40,866ドル。生活費が全米平均を約5%下回る手頃さもあり、南部のなかでも費用対効果の高い選択肢になっている。
州立大学システム
サウスカロライナの公立大学は、1801年創立の州立旗艦サウスカロライナ大学(University of South Carolina=USC/コロンビア)と、1889年創立のランドグラント研究大学クレムソン大学(Clemson)が中核を成す。USCはシステム全体で5万人超が学び、Clemsonは工学を軸に約3万人が在籍する。ほかにチャールストン・カレッジやコースタル・カロライナ大学などの州立大が各地域を支えている。
主要な大学都市
コロンビアColumbia
州都であり、サウスカロライナ大学(USC)本校のある州中部の都市。州政府・高等教育・医療・軍(フォート・ジャクソン)が経済を支える、大学中心の街だ。
クレムソンClemson
アップステートにあるクレムソン大学の小さなカレッジタウン。ハートウェル湖の湖畔、ブルーリッジ山麓にあり、「町と大学の関係」で全米1位に選ばれた学生街だ。
チャールストンCharleston
州最大都市で大西洋岸の歴史都市。保存された美しい街並みと観光に加え、ボーイングの航空宇宙拠点があり、就職機会も生まれている。
評価の高い学問分野
国際ビジネス
サウスカロライナ大学(USC)のダーラ・ムーア・ビジネススクールが、学部の国際ビジネスでUSニューズ全米1位を22年連続で維持している。
工学・自動車工学
クレムソン大学(Clemson)が工学に強く、BMW・ミシュラン・ボッシュなどと運営する産学連携拠点CU-ICARで自動車工学の実務教育を提供する。
航空宇宙
ノースチャールストンのボーイング787型機製造拠点を背景に、航空宇宙分野の実務と学びが結びつく環境がある。
ホスピタリティ・観光
歴史都市チャールストンや海岸リゾートを擁する観光州として、ホスピタリティ・観光分野の実地機会が豊富だ。
就職・キャリア環境
留学生の就職先候補として、自動車・航空機の大手メーカーが州内に集積している。スパルタンバーグにはBMWの工場、ノースチャールストンにはボーイングの787型機製造拠点があり、タイヤのミシュランや部品のボッシュも大規模拠点を持つ。製造業・航空宇宙・観光と、専攻分野の実務研修(OPT)先を選びやすい。就労ビザ(H-1B)による長期就職は連邦の抽選制度に左右される点は他州と共通。
留学生のための実用ノート
Time Zone
時差・タイムゾーン
Eastern Time(UTC−5)。日本時間との差は −14 時間。家族との連絡や出願書類の締切確認時に意識する。
Tuition
州内生 vs 州外生 の学費差
米国の州立大学は 州内生(その州の住民)と州外生で年 2〜3 倍の学費差。留学生は 原則「州外生」扱い となる。Honors College で減免を狙う戦略も。
Travel
渡航と主要空港
日本からの直行便の有無は州により大きく違う。直行便がある主要空港(LAX / SFO / ORD / DFW / SEA / HNL / DTW / JFK / EWR / IAD など)に到着 → 国内線で目的地、というルートが一般的。
Transportation
基本は車社会
サウスカロライナは基本的に車社会で、公共交通は大都市の一部に限られる。大学のシャトルや市内バスはあるが、地域間の移動や沿岸・山麓への外出には車があると便利だ。
Driving
運転免許
生活圏の多くで車が前提になるため、長期滞在ではサウスカロライナ州の運転免許取得を検討することになる。留学生の外国免許の扱いや切替の要否は州の車両管理局(SCDMV)で確認するとよい。
生活環境(治安・気候・生活費)
治安
治安は都市と地区で差がある。チャールストンやコロンビアなどの大都市と、クレムソンのような小規模なカレッジタウンでは環境が異なり、クレムソンは人口約1.8万人の落ち着いた学生街だ。単一の統計だけで判断せず、住むエリアや時間帯を意識した行動を心がけるのが、この州に限らず米国留学での基本になる。
気候
温暖湿潤な亜熱帯気候で、夏は暑く湿度が高く、冬は温暖だ。西部のアップステートは山麓でやや涼しい。大西洋岸はハリケーンや熱帯低気圧のリスクがあり、シーズン(夏〜秋)には注意が必要になる。全体として温暖で、寒さの厳しい北部の州が苦手な留学生に向いた気候だ。
生活費
生活費は全米平均を約5%下回る手頃さで、南部のなかでも暮らしやすい。住居費・物価ともに抑えめで、大学町のクレムソンや州都コロンビアは学生生活を送りやすい。温暖な気候と手頃な物価の組み合わせが、留学生の生活コストを抑えてくれる。
主要空港と日本からのアクセス
チャールストン国際空港
州最大の空港。国内線が中心で、日本からの直行便はなく、アトランタやシャーロット、ダラスなどでの乗り継ぎが必要。
コロンビア・メトロポリタン空港
州都コロンビアの空港。国内線が中心で、日本からは乗り継ぎとなる。
サウスカロライナの空港(CHS・CAE)には日本からの直行便がない。アトランタやシャーロット、ダラスなどの主要ハブでの乗り継ぎが現実的で、所要時間は乗り継ぎ込みで16〜18時間が目安になる。
サウスカロライナ州の大学
学生数の多い 6 校 / 全 34 校
サウスカロライナ州の大学一覧を見るサウスカロライナ大学
University of South Carolina-Columbia 州立クレムソン大学
Clemson University 州立チャールストンカレッジ
College of Charleston 州立コースタル・カロライナ大学
Coastal Carolina University 州立サウスカロライナ大学アップステート校
University of South Carolina-Upstate 州立ウィンスロップ大学
Winthrop University 州立詳細ガイドのある大学(28校)
- サウスカロライナ大学
- クレムソン大学
- チャールストンカレッジ
- コースタル・カロライナ大学
- サウスカロライナ大学アップステート校
- ウィンスロップ大学
- ランダー大学
- サウス・カロライナ大学エイケン校
- サウスカロライナ州立大学
- チャールストン・サザン大学
- シタデル軍事大学
- フランシス・マリオン大学
- ファーマン大学
- サウスカロライナ大学ボーフォート校
- ボブ・ジョーンズ大学
- ノース・グリーンビル大学
- ウォフォード・カレッジ
- クラフリン大学
- ベネディクト・カレッジ
- ライムストーン大学
- ニューベリー・カレッジ
- コンヴァース大学
- プレスビテリアン・カレッジ
- コーカー大学
- アースキンカレッジ
- サザン・ウェスリアン大学
- コロンビアインターナショナル大学
- アレン大学
サウスカロライナ州出身の著名人
サウスカロライナはジャズ・ソウルの巨匠から、ハリウッドの名優、宇宙飛行士まで、多彩な人物を生んでいる。
チャドウィック・ボーズマン
ヴィオラ・デイヴィス
ジェームス・ブラウン
ディジー・ガレスピー
アジズ・アンサリ
ロナルド・マクネア
サウスカロライナ州の有名な観光地
チャールストン歴史地区チャールストン
パステルカラーの家並み「レインボー・ロウ」や石畳の通りが残る、全米屈指の保存状態を誇る歴史地区。南部の街並みを堪能できる。
フォート・サムターチャールストン港
1861年に南北戦争の火蓋が切られた要塞。チャールストン港内の島にあり、フェリーで渡って見学できる国立史跡だ。
ミルトルビーチ州北東部
「グランド・ストランド」と呼ばれる約100kmの海岸線の中心。ビーチと多数のゴルフコースで、年間2,000万人以上が訪れる。
ヒルトンヘッド島州南部
大西洋岸のリゾート島。美しいビーチとゴルフで知られ、PGAツアーも開催される南部有数の避暑地だ。
よくある質問
サウスカロライナ州は治安は大丈夫?
治安は都市と地区で差がある。チャールストンやコロンビアなどの大都市と、クレムソンのような小規模なカレッジタウンでは環境が異なり、クレムソンは落ち着いた学生街だ。単一の統計で判断せず、住むエリアや時間帯を意識した行動を心がけるとよい。
サウスカロライナの大学の学費は?
留学生は原則「州外・国際学生」扱いで、サウスカロライナ大学(USC)の州外授業料・諸費は約35,972ドル、クレムソン大学(Clemson)は約40,866ドル。生活費が全米平均を約5%下回る手頃さもあり、南部のなかでも費用対効果の高い選択肢になっている。
日本からサウスカロライナへの直行便はある?
ない。チャールストン(CHS)・コロンビア(CAE)とも日本からの直行便がなく、アトランタやシャーロット、ダラスなどの主要ハブでの乗り継ぎが必要。所要時間は乗り継ぎ込みで16〜18時間が目安になる。
サウスカロライナで強い学問分野は?
国際ビジネス(サウスカロライナ大学が学部で全米1位を22年連続維持)、工学・自動車工学(クレムソン大学とBMW等の産学連携CU-ICAR)、航空宇宙(ボーイングの製造拠点)、ホスピタリティ・観光が特に強い。製造業の集積が学びと実務を結びつけている。
卒業後、サウスカロライナで就職しやすい?
スパルタンバーグのBMW工場、ノースチャールストンのボーイング、ミシュランやボッシュなど、自動車・航空機の製造業を中心に就職先がある。専攻分野の実務研修(OPT)先を選びやすい。就労ビザ(H-1B)の抽選制度に左右される点は他州と共通。
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