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English Tests for U.S. College

英語試験
完全ガイド

TOEFL・IELTS・Duolingo・SAT・ACT — 5 つの試験を整理し、
Test-Optional 時代の 提出戦略、Super Score 活用、12 ヶ月の学習タイムラインまで網羅。

TOEFL · IELTS · Duolingo · SAT · ACT · Super Score

Summary

3 分で読める英語試験の全体像

時間がない人向け要約。これだけ押さえれば 8 割わかる

  1. 01

    TOEFL は最大公約数、IELTS は欧州・豪・加で強い

    米国大学の 99% が TOEFL を受け入れる。IELTS は英国・豪州・カナダで主流だが、米国 Top 校も受け入れる。「迷ったら TOEFL」が現代の標準解。

  2. 02

    Duolingo は急速に台頭中

    $59 で自宅受験できる Duolingo English Test は、2020 年以降に米国 4,000+ 校が受け入れ拡大。Top 校もカバーする選択肢になった。準備期間が短い場合の救済策として強力。

  3. 03

    Test-Optional でも SAT/ACT は加点要素

    2020 年以降 90% の大学が Test-Optional だが、提出すれば加点されるのが現実。1500+ なら出すべき、1400 以下なら出さない、が業界の暗黙ルール。

  4. 04

    Super Score で複数回受験を最適化

    多くの大学が「複数回受験の最高セクションスコアを組み合わせる」Super Score を採用。SAT/ACT/TOEFL でも適用される。1 回で完璧を目指すより、複数回で各セクションのベストを積み上げるのが効率的。

  5. 05

    準備は 12 ヶ月前から逆算

    TOEFL/IELTS のスコア提出締切は出願の 2 週間前。秋入学なら 翌年 11 月までに目標スコア達成が安全圏。12 ヶ月前から計画的に学習開始すべき。

01

Five Tests

5 つの試験を整理する

英語力測定(TOEFL/IELTS/Duolingo)学力測定(SAT/ACT) は別物。

留学準備で混乱しやすいのが 「英語試験」と「学力試験」の区別。前者は 留学生に求められる英語運用能力 を測るもの(TOEFL/IELTS/Duolingo)、後者は 米国の高校生全員が受ける進学共通テスト(SAT/ACT)。両方の提出が求められるのが標準だが、Test-Optional 時代の到来で SAT/ACT は任意 になってきている。

留学生にとってのデフォルト戦略は 「TOEFL or IELTS + 必要なら SAT/ACT」。Duolingo English Test は近年急速に存在感を増しており、$59 / 2 日返却という圧倒的な機動力で「時間と費用の制約がある人」の救済策になっている。

01

TOEFL iBT

Score 0–120 点
Fee $245
Length 約 2 時間

米国の大学で最も広く受け入れられるインターネット形式の英語能力試験。Reading / Listening / Speaking / Writing の 4 セクション。

米国大学を目指す留学生の 第一選択肢。99% の大学が受け入れ。

02

IELTS Academic

Score 0–9.0
Fee ¥27,500
Length 約 2 時間 45 分

イギリス系の英語能力試験。Listening / Reading / Writing / Speaking の 4 技能。Speaking は対面(または遠隔)の面接形式で実施されるのが特徴。

英国・豪州・カナダ志望者に必須。米国 Top 校も受け入れる。

03

Duolingo English Test

Score 10–160 点
Fee $59
Length 約 1 時間

自宅でオンライン受験できる新世代の英語試験。結果が 2 日で返ってくるのが最大の強み。受験回数制限なし。

時間と費用を抑えたい人。米国 4,000+ 校で受け入れあり。

04

SAT

Score 400–1,600
Fee $68
Length 約 2 時間 14 分(Digital SAT)

米国大学進学共通テスト。2023 年から完全デジタル化、所要時間も短縮。Reading & Writing と Math の 2 セクション。

米国 4 年制大学進学者全般。Test-Optional 時代でも提出は加点。

05

ACT

Score 1–36
Fee $68
Length 約 2 時間 55 分

SAT と並ぶ米国大学進学共通テスト。English / Math / Reading / Science の 4 セクション + 任意 Writing。Science が独立セクションなのが SAT との違い。

理系志望者に有利。SAT で詰まったら ACT も試す価値あり。

02

Target Score by University Level

大学レベル別のスコア目安

合格者中央値を レベル別に整理。志望校レベル × 自分の現状で逆算する。

下表は 各レベルの大学群の合格者中央値レンジ。Common Data Set の各大学公開データから集計。「下限を超えれば足切り回避、中央値を超えれば書類審査で有利、上限を超えれば英語スコアで他応募者と差別化」 という感覚値。

注意点として、TOEFL 100 と IELTS 7.0 は同等ではない(換算表が大学によって違う)。絶対的な数字より、各大学が公表している「最低スコア」と「推奨スコア」を志望校ごとに確認 するのが正確。

大学レベル TOEFL IELTS Duolingo SAT
Ivy League / MIT / Stanford 級最難関私立 + Top 5 リベラルアーツ 105〜115 7.5〜8.0 130〜140 1500〜1570
Top 25 私立Duke / UPenn / Northwestern / WashU 等 100〜110 7.0〜7.5 125〜135 1450〜1530
Top 50 / 州立フラッグシップNYU / USC / UCLA / UC Berkeley / Michigan 90〜105 6.5〜7.5 115〜130 1350〜1500
Top 100 / 中堅州立Penn State / Indiana / Ohio State 等 79〜95 6.0〜7.0 105〜120 1200〜1400
その他 4 年制 / リベラルアーツ中堅私立全般 71〜85 6.0〜6.5 95〜110 1100〜1300
コミュニティカレッジCalifornia / Washington / New York 系 61〜80 5.5〜6.0 85〜100 —(不要のことが多い)

03

TOEFL vs IELTS

TOEFL と IELTS の選び方

迷ったら TOEFL、対人面接が得意なら IELTS。5 軸で比較する。

TOEFL と IELTS はどちらも英語運用能力を測る試験だが、「形式」「Speaking 方式」「Reading の傾向」「結果通知の速さ」 に違いがある。米国大学進学に絞れば TOEFL がデフォルトだが、IELTS でも問題なく受け入れられる。

  1. 01

    受け入れ大学の幅で TOEFL

    米国大学の 99% が TOEFL を受け入れるのに対し、IELTS は 97% 程度カリフォルニア工科大学(Caltech)のように TOEFL のみの大学も少数だがある。「受験で失敗しないなら TOEFL」が無難な判断。

  2. 02

    Speaking が苦手なら IELTS

    TOEFL Speaking は マイクに向かって 1 人で話す録音形式、IELTS Speaking は 面接官との対面会話機械相手だと緊張する人は IELTS が向く。逆に対人が苦手な人は TOEFL。

  3. 03

    Reading の難易度

    TOEFL Reading は学術的、IELTS は実用的な文章が多い。論文や講義テキストを読み慣れている人は TOEFL有利。日常英語に強い人は IELTS。

  4. 04

    費用と受験回数

    TOEFL $245、IELTS ¥27,500。ほぼ同額。受験回数制限はどちらも 1 年で 5〜6 回程度(地域により)。「12 ヶ月前から月 1 回」の頻度で受けるのが現実的。

  5. 05

    結果通知のスピード

    TOEFL は 4〜8 日後、IELTS は 13 日後出願締切ギリギリなら TOEFL の方が安全。Duolingo の 2 日返却を活用するのも手。

04

Test-Optional Strategy

SAT/ACT の Test-Optional 時代戦略

「出すか、出さないか」が 新しい合否の分岐点。判断軸を持つ。

コロナ禍を契機に 米国の 90% の大学が Test-Optional(任意提出)になった。「出さなくていい」と読むのは半分正解で半分間違い提出した学生の方が合格率が高いのがデータで示されている(Brown / Yale 等の公開データ)。

判断軸はシンプル: 「志望校の合格者中央値を超えていれば出す、超えていなければ出さない」。1500+ なら出して加点を狙う、1400 以下なら出さずに GPA・課外活動・エッセイで勝負するのが現代の出願戦略。

  1. 01

    Test-Optional でも 1500+ なら出す

    2020 年以降、米国の 90% の大学が Test-Optional(任意提出)。ただし 提出すれば加点されるのが現実。難関校では SAT 1500+ / ACT 33+ なら提出推奨。それ未満は あえて出さない選択肢もあり。

  2. 02

    SAT と ACT どちらを選ぶか

    SAT は数学とリーディング、ACT は + Science。理系科目が強いなら ACT、英語と数学だけに集中したいなら SAT。1 回ずつ受けてみて自分に合う方に絞るのが現実的。両方やる必要はない。

  3. 03

    Super Score を意識した複数回受験

    多くの大学が Super Score(複数回受験の最高セクションスコアを組み合わせ)を採用2〜3 回受験して、各回の得意セクションの最高点を組み合わせる戦略。1 回で完璧を目指す必要はない。

  4. 04

    Score Choice で悪い回は隠す

    SAT には Score Choice 制度があり、受験者は 提出する回を選択できる失敗した回は隠せるので、複数回受験のリスクが低い。一方で Yale / Stanford / UPenn は「全回提出」を要求するので志望校を確認。

  5. 05

    テスト前日に Voiding(採点キャンセル)も可能

    SAT は試験当日に「採点キャンセル(Score Cancellation)」を申請できる。試験を受けた直後 「これはひどい」と感じたら採点前にキャンセルできる。記録に残らないので、リスクなしで挑戦できる。

05

12-Month Timeline

12 ヶ月の学習タイムライン

出願 12 ヶ月前から逆算。6 つのフェーズに分けて段階的に積み上げる。

英語試験対策で最も多い失敗は 「準備が間に合わない」。秋入学(9 月)の場合、翌年 11 月までに目標スコア達成が安全圏。それより遅れると、出願締切(1 月初旬)に間に合わない可能性が出てくる。

逆に 3 ヶ月前から慌てて始めても 20 点は伸びない。英語力は 連続的な学習でしか上がらない。「12 ヶ月前から月 1 回のペースで継続」が現実的な合格パターン。

  1. 01

    12 ヶ月前 · 現状把握 + ベースライン受験

    TOEFL or IELTS を 1 回受験して現状把握。同時に SAT/ACT も模試で位置を確認。目標スコアとのギャップを定量化し、学習計画を立てる。

  2. 02

    9〜11 ヶ月前 · 基礎力強化期

    語彙(3,000〜5,000 語)+ 文法 + リスニング基礎。Anki / Quizlet で 1 日 50 語ペース。Listening は TED Talks / TOEFL 公式教材 を 1 日 30 分。

  3. 03

    6〜8 ヶ月前 · セクション別対策

    Reading / Listening / Speaking / Writing を週ごとにローテーション。Speaking は 録音して自分の答えを聞き直すが効果的。Writing は 添削サービス(Cambly / Italki / Lang-8)を活用。

  4. 04

    3〜5 ヶ月前 · 本番形式の練習 + 初受験

    2 週間に 1 回、本番形式の模試。時間配分を体に染み込ませる。初回受験で実際のテスト環境を経験。目標スコアの 70〜80% に届けば順調。

  5. 05

    1〜2 ヶ月前 · 弱点補強 + 再受験

    模試で見えた弱点を集中的に補強。Speaking の即答力、Writing のテンプレ化など。2 回目以降の受験で Super Score を狙う

  6. 06

    出願 2 週間前 · 最終スコア提出

    大学側のスコアレポート受領期限は出願締切の約 2 週間前。TOEFL は ETS の MyTOEFL Account から送付指定。Duolingo は無料でいくつでも送付可。

FAQ

よくある質問

英語試験を検討する人から多く寄せられる質問。

TOEFL と IELTS、どちらを受験すべきですか?

米国大学のみを目指すなら TOEFL。米国 + 英国・豪州・カナダを併願する場合は IELTS の方が汎用性が高い。Speaking が苦手で対人面接の方が得意なら IELTS、機械相手の録音が得意なら TOEFL。

Duolingo English Test は本当に使えますか?

2020 年以降に米国の 4,000+ 校で受け入れ拡大。Top 校(Yale / Columbia / Stanford 等)も受け入れる。「正式試験の代替」として完全に確立した。$59 と TOEFL の 1/4 以下、結果も 2 日で出る。時間と費用の制約が厳しい場合の現実解。ただし最難関校では「Duolingo + 公式試験」両方提出が推奨されるケースも。

Test-Optional の大学に SAT/ACT は出すべきですか?

1500+ / 33+ なら出す、1400 以下 / 30 以下なら出さないが業界の暗黙ルール。中間(1400〜1500)は 志望校の Common Data Set で合格者中央値を確認し、上回るなら出す。Test-Optional でも提出した学生の合格率は出さなかった学生より高いのがデータで示されている(Brown 大学 2023 年公開データ等)。

SAT と ACT は両方受けるべきですか?

必須ではない。1 回ずつ受験して相性を確認、合う方に絞るのが現実的。米国大学はどちらか一方の提出で OK。理系科目が強い人は ACT、英語と数学に集中したい人は SAT が向く。

TOEFL は何回まで受けられますか?

12 日に 1 回まで、年間 30 回まで受験可能。実質的に 月 2〜3 回ペースで挑戦できる。ただし 受験料 $245 × 回数がかかるので、無計画な乱発は避ける。3 ヶ月の準備期間 + 月 1 回ペースで 3 回が現実的。

Super Score とは何ですか?

複数回受験のセクションごとに最高点を組み合わせる制度。例: 1 回目で Reading が高く、2 回目で Math が高ければ、両方のベストを合算したスコアで評価される。多くの米国大学が採用(Yale / Cornell / Brown / Duke 等)。これにより 1 回で完璧を目指す必要がなく、複数回でリスクを分散できる。

スコアが目標に届かない場合は?

受験回数を増やすより、学習方法を見直す。同じ方法で何度受けても結果は変わらない。Speaking なら録音 + ネイティブ添削、Writing なら テンプレート化 + プロ添削、Reading は 語彙と長文読解の量を増やす。2〜3 ヶ月の方法転換 → 再受験で 10〜20 点上がるのが典型。

出願締切までにスコアが間に合わない時は?

Duolingo English Test を緊急受験するのが現実解。受験から 2 日で結果が出るので、出願締切 1 週間前でも間に合う。または 「スコアは後日提出」と大学に連絡すれば、最終決定までに間に合わせる対応をしてくれる大学もある。

References

参照元

  1. 01
    ETS - TOEFL 公式 TOEFL 試験運営機関 ETS の公式サイト
  2. 02
    IELTS 公式 IELTS 試験運営機関の公式サイト
  3. 03
    Duolingo English Test Duolingo English Test 公式・受け入れ大学リスト
  4. 04
    College Board - Digital SAT SAT 試験運営機関 College Board の公式サイト
  5. 05
    ACT 公式 ACT 試験運営機関の公式サイト
  6. 06
    FairTest - Test-Optional College List Test-Optional 大学リストの中立的データベース
  7. 07
    Common Data Set Initiative 各大学が合格者スコア分布を公開している一次資料
  8. 08
    Cambridge English (CEFR) TOEFL/IELTS スコアの CEFR レベル換算

※ 2026 年 05 月 時点の情報。最新は各公式サイトでご確認ください。

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