ルイジアナ州
Louisiana
ペリカンステート
フランス植民地時代の影響が色濃く残る、アメリカで最もユニークな文化を持つ州の一つ。ニューオーリンズはジャズ発祥の地として知られ、毎年のマルディグラ(謝肉祭)には世界中から観光客が訪れる。ケイジャン・クレオール料理は独自の食文化を形成。メキシコ湾岸の石油・天然ガス産業が経済の柱で、エネルギー工学を学ぶ学生に実践的な機会を提供。温暖な気候と陽気な人々、そして他では味わえない文化体験が待っている。
ルイジアナはフランス植民地時代の影響が色濃く残る、アメリカで最も独特な文化を持つ州のひとつだ。州都はバトンルージュ、最大都市はミシシッピ川河口の港湾都市ニューオーリンズ。ジャズ発祥の地として知られ、毎年のマルディグラ(謝肉祭)には世界中から観光客が訪れる。ケイジャン・クレオールという独自の食文化・音楽も根づく。州立旗艦のルイジアナ州立大学(LSU)と、私立名門チューレーン大学(Tulane)が学びを支え、生活費が全米平均を下回る手頃さも魅力だ。
経済はメキシコ湾岸の石油・天然ガス・石油化学が伝統的な柱で、ミシシッピ川を軸とした港湾物流や観光、水産業も盛んだ。この産業基盤が、LSUの石油工学や沿岸科学を全米有数の分野に育てている。温暖な気候と陽気な土地柄のなか、エネルギー・環境系や医療を学びつつ現地でキャリアを描ける。ただし沿岸部はハリケーンのリスクが高い点は理解しておく必要がある。
基本データ
大学データ統計
州立大 州内学費 中央値
$8,676
州内出身者のみ適用
州立 14 校のデータ
州立大 州外学費 中央値
$16,910
留学生はこの水準が目安
州立 14 校のデータ
私立大 学費 中央値
$23,918
私立は州内外で同額
私立 11 校のデータ
合格率 中央値
78%
合格率を公表する
23 校のデータ
卒業率 中央値
47%
6年以内の卒業率
25 校のデータ
卒業10年後 年収 中央値
$47,089
入学から10年後の中央値
27 校のデータ
※ ルイジアナ州 の4年制・非営利 全 28 校(私立 11 校 / 州立 17 校)から算出。項目ごとに数値を公表している学校数が異なるため、各タイルに母数を併記している。
教育環境
教育の特色
ルイジアナの高等教育は、州立旗艦のルイジアナ州立大学(LSU/バトンルージュ)と私立名門チューレーン大学(Tulane/ニューオーリンズ)が2本柱だ。LSUはR1研究大学で、メキシコ湾岸の産業基盤を背景に石油工学・沿岸科学・獣医学に強い。Tulaneは医学(全米15番目に古い医学部)や、1912年設立の全米初の公衆衛生大学院、建築で知られる名門私立。産業と文化に根ざした学びの環境が広がっている。
留学生環境
独特の文化と産業を背景に、留学生にとって専門分野を実地に学びやすい州だ。留学生は原則「州外・国際学生」扱いで、州立ルイジアナ州立大学(LSU)の州外授業料・諸費は約28,631ドル、私立チューレーン大学(Tulane)は約68,678ドル。ルイジアナは生活費が全米平均を下回る手頃さで、南部のフレンドリーな土地柄とあわせ、費用を抑えつつ落ち着いて学べる。
州立大学システム
ルイジアナの公立大学は、州立旗艦のルイジアナ州立大学(Louisiana State University=LSU)システムが中核で、バトンルージュの本校(R1研究大学)を筆頭に各地にキャンパスを持つ。ルイジアナ大学ラファイエット校やルイジアナ工科大学も主要な州立大だ。一方、私立名門のチューレーン大学は、1834年に州の医科大学として創立された後1884年に私立化した稀有な歴史を持ち、これらの公立システムには含まれない。
主要な大学都市
バトンルージュBaton Rouge
州都であり、ルイジアナ州立大学(LSU)の本拠地。ミシシッピ川沿いの高台に広がるイタリアン・ルネサンス様式のキャンパスで、大学と州政府が街の中心をなす。
ニューオーリンズNew Orleans
チューレーン大学が立地する、ジャズとマルディグラの街。フレンチクォーターを中心とした独特の文化と、ケイジャン・クレオール料理が楽しめる観光都市だ。
評価の高い学問分野
石油工学・エネルギー
メキシコ湾岸の石油・天然ガス産業を背景に、ルイジアナ州立大学(LSU)の石油工学が全米有数。エネルギー分野の実務と学びが直結する。
沿岸科学・環境
広大な沿岸湿地とデルタという立地から、LSUが沿岸科学・環境研究に強みを持つ。気候変動と沿岸保全の最前線を学べる。
医学・公衆衛生
チューレーン大学は医学の名門で、1912年設立の全米初の公衆衛生大学院(熱帯医学でも知られる)を擁する。
建築・音楽・文化
Tulaneの建築(1894年設立)や、ジャズ発祥の地ならではの音楽・文化研究など、独自の文化に根ざした学びがある。
就職・キャリア環境
ルイジアナの雇用はメキシコ湾岸の石油・天然ガス・石油化学産業が中心で、エネルギー・化学分野の企業が集積している。加えてミシシッピ川を軸とした港湾・物流、観光・ホスピタリティ、水産業も柱だ。エネルギー・環境・医療と、専攻分野の実務研修(OPT)先を選びやすい。就労ビザ(H-1B)による長期就職は連邦の抽選制度に左右される点は他州と共通。
留学生のための実用ノート
Time Zone
時差・タイムゾーン
Central Time(UTC−6)。日本時間との差は −15 時間。家族との連絡や出願書類の締切確認時に意識する。
Tuition
州内生 vs 州外生 の学費差
米国の州立大学は 州内生(その州の住民)と州外生で年 2〜3 倍の学費差。留学生は 原則「州外生」扱い となる。Honors College で減免を狙う戦略も。
Travel
渡航と主要空港
日本からの直行便の有無は州により大きく違う。直行便がある主要空港(LAX / SFO / ORD / DFW / SEA / HNL / DTW / JFK / EWR / IAD など)に到着 → 国内線で目的地、というルートが一般的。
Transportation
車社会・ニューオーリンズに路面電車
ルイジアナは基本的に車社会だが、ニューオーリンズには歴史的な路面電車(ストリートカー、セント・チャールズ線など)が今も現役で走っている。市内観光や短距離移動には便利だが、地域間の移動には車があると行動範囲が広がる。
Driving
運転免許
生活圏の多くで車が便利なため、長期滞在ではルイジアナ州の運転免許取得を検討することになる。手続きの詳細は州の車両管理局(OMV)で確認するとよい。
生活環境(治安・気候・生活費)
治安
治安は都市と地区で差が大きい。ニューオーリンズは歴史的に犯罪が課題とされてきたが、ガーデン・ディストリクトやアップタウンなどの地区は相対的に落ち着いている。地区差が大きいため、住むエリアを意識して選ぶことが大切だ。単一の統計だけで判断せず、時間帯にも注意した行動を心がけるのが、この州に限らず米国留学での基本になる。
気候
亜熱帯性の高温多湿な気候で、夏は蒸し暑く冬は温暖だ。ミシシッピ川のデルタや広大な沿岸湿地(バイユー)が特徴的な景観をつくる。一方で、メキシコ湾岸はハリケーンのリスクが高く、2005年のハリケーン・カトリーナは市の8割を浸水させる甚大な被害をもたらした。沿岸部で学ぶ場合は、ハリケーンシーズン(夏〜秋)の備えが欠かせない。
生活費
生活費は全米平均を下回る手頃さで、住居費・物価ともに抑えめだ(生活費指数はおおむね全米平均の9割前後)。バトンルージュやニューオーリンズといった都市でも比較的暮らしやすい。手頃な物価と独特の食文化が、留学生の生活を彩ってくれる。
主要空港と日本からのアクセス
ルイ・アームストロング・ニューオーリンズ国際空港
州の玄関口。欧州・中南米への直行便はあるが、日本からの直行便はなく、アトランタやヒューストン、ダラスなどでの乗り継ぎが必要。
ルイ・アームストロング・ニューオーリンズ国際空港(MSY)には日本からの直行便がない。アトランタやヒューストン、ダラスなどの主要ハブでの乗り継ぎが現実的で、所要時間は乗り継ぎ込みで16〜18時間が目安になる。
ルイジアナ州の大学
学生数の多い 6 校 / 全 28 校
ルイジアナ州の大学一覧を見るルイジアナ州立大学
Louisiana State University and Agricultural & Mechanical College 州立ルイジアナ大学ラファイエット校
University of Louisiana at Lafayette 州立サウスイースタンルイジアナ大学
Southeastern Louisiana University 州立ルイジアナ工科大学
Louisiana Tech University 州立チューレーン大学
Tulane University of Louisiana 私立ルイジアナ州立大学アレキサンドリア校
Louisiana State University-Alexandria 州立詳細ガイドのある大学(21校)
ルイジアナ州出身の著名人
ルイジアナはジャズを生んだ街らしく、音楽の巨匠から、ハリウッドの人気者まで多彩な人物を輩出している。
ルイ・アームストロング
ファッツ・ドミノ
シドニー・ベシェ
リース・ウィザースプーン
エレン・デジェネレス
ルイジアナ州の有名な観光地
フレンチクォーターニューオーリンズ
フレンチ・スパニッシュ・クレオール様式の建物が並ぶ歴史地区。バーボンストリートの音楽とナイトライフで、街の魅力が凝縮されている。
マルディグラ(謝肉祭)ニューオーリンズ
毎年開かれる華やかなパレードの祭り。世界中から観光客が集まる、ニューオーリンズを象徴する年中行事だ。
ジャズ発祥の地・音楽シーンニューオーリンズ
19世紀末から20世紀初頭にジャズが生まれた街。ライブハウスやブラスバンドの演奏が街中にあふれる、音楽好きの聖地。
バイユー(湿地)州南部
ワニなどが生息する広大な沼地・湿地帯。ボートツアーで、ルイジアナならではの独特な自然と生態系に触れられる。
よくある質問
ルイジアナ州(ニューオーリンズ)は治安は大丈夫?
治安は都市と地区で差が大きい。ニューオーリンズは歴史的に犯罪が課題とされてきたが、ガーデン・ディストリクトやアップタウンなどの地区は相対的に落ち着いている。地区差が大きいため、住むエリアを意識して選ぶことが大切だ。単一の統計で判断せず、時間帯にも注意するとよい。
ルイジアナの大学の学費は?
留学生は原則「州外・国際学生」扱いで、州立ルイジアナ州立大学(LSU)の州外授業料・諸費は約28,631ドル、私立チューレーン大学(Tulane)は約68,678ドル。ルイジアナは生活費が全米平均を下回る手頃さで、費用を抑えつつ学べる。
日本からルイジアナへの直行便はある?
ない。ニューオーリンズ(MSY)に日本からの直行便はなく、アトランタやヒューストン、ダラスなどの主要ハブでの乗り継ぎが必要。所要時間は乗り継ぎ込みで16〜18時間が目安になる。
ルイジアナで強い学問分野は?
石油工学・エネルギー(ルイジアナ州立大学が全米有数)、沿岸科学・環境(広大な沿岸湿地の立地)、医学・公衆衛生(チューレーン大学が全米初の公衆衛生大学院を擁する)、建築・音楽・文化が特に強い。産業基盤と独特の文化に根ざした学びができる。
卒業後、ルイジアナで就職しやすい?
メキシコ湾岸の石油・天然ガス・石油化学産業が雇用の中心で、エネルギー・化学分野に就職先がある。加えて港湾物流や観光・ホスピタリティも柱だ。専攻分野の実務研修(OPT)先を選びやすい。就労ビザ(H-1B)の抽選制度に左右される点は他州と共通。
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