KY

ケンタッキー州

Kentucky

ブルーグラスステート

美しいブルーグラス(牧草)の丘陵地帯と競馬文化で知られる州。世界的に有名なケンタッキーダービーは毎年5月に開催され、アメリカ文化の象徴的イベント。世界のバーボンウイスキーの95%がここで生産されており、蒸留所ツアーは人気の観光アクティビティ。トヨタ、フォードなど自動車メーカーの工場が多く、製造業が盛ん。南部と中西部の文化が交わる独特の雰囲気と、手頃な生活費が魅力。

ケンタッキーは南部と中西部の文化が交わる州で、州都はフランクフォート、最大都市はオハイオ川沿いのルイビル、第2の都市は「馬の都」レキシントンだ。美しいブルーグラス(牧草)の丘陵に馬牧場が広がり、毎年5月のケンタッキーダービーはアメリカ文化を象徴するイベントになっている。世界のバーボンウイスキーの95%を生産する蒸留酒の本場でもある。旗艦のケンタッキー大学(University of Kentucky)とルイビル大学が学びを支え、手頃な生活費が魅力の州だ。

経済はバーボン・馬産業に加え、自動車製造と物流が柱。ジョージタウンにはトヨタの北米主力工場(カムリ等を生産)があり、ルイビルには物流大手UPSの世界航空ハブ「ワールドポート」やフォードの工場、保険大手ヒューマナの本社がある。生活費が全米平均を下回る手頃さで、製造・医療系を学びつつ現地就職を狙うルートが描きやすい。

基本データ

州都 フランクフォート
最大都市 ルイビル
人口 約450万人
面積 104,656 km²
気候 湿潤亜熱帯気候(年間平均: 年間平均気温:12-15°C)
生活費 低い(全米平均の85-95%)
主要産業 自動車製造、物流、ヘルスケア、農業、蒸留酒産業

大学データ統計

州立大 州内学費 中央値

$10,704

州内出身者のみ適用
州立 8 校のデータ

州立大 州外学費 中央値

$21,571

留学生はこの水準が目安
州立 8 校のデータ

私立大 学費 中央値

$28,599

私立は州内外で同額
私立 22 校のデータ

合格率 中央値

80%

合格率を公表する
27 校のデータ

卒業率 中央値

51%

6年以内の卒業率
30 校のデータ

卒業10年後 年収 中央値

$45,268

入学から10年後の中央値
28 校のデータ

※ ケンタッキー州 の4年制・非営利 全 34 校(私立 26 校 / 州立 8 校)から算出。項目ごとに数値を公表している学校数が異なるため、各タイルに母数を併記している。

教育環境

教育の特色

ケンタッキーの公立大学は、旗艦のケンタッキー大学(University of Kentucky=UK/レキシントン)とルイビル大学(University of Louisville)が2本柱だ。UKはランドグラント研究大学で、医学・薬学(全米6位)・工学に強く、馬産業や農業関連の研究でも知られる。ルイビル大学は医学が強みで、世界初の自己完結型人工心臓移植(2001年)や世界初の成功した手の移植(1999年)を達成した実績を持つ。手頃な学費で研究大学の教育を受けられるのが魅力だ。

留学生環境

留学生は原則「州外・国際学生」扱いで、ケンタッキー大学(UK)の州外授業料・諸費は約34,140ドル、ルイビル大学は約29,482ドル。ケンタッキーは生活費が全米平均を下回る手頃さ(生活費指数は全米で18番目に低い水準)で、南部のホスピタリティと相まって、費用を抑えつつ落ち着いて学べる環境が整っている。

州立大学システム

ケンタッキーの公立大学は、レキシントンの旗艦ケンタッキー大学(University of Kentucky=UK、ランドグラント研究大学)と、ルイビルのルイビル大学(University of Louisville)が中核を成す。この2つの研究大学に加え、イースタン・ケンタッキー大学やウェスタン・ケンタッキー大学などの地域州立大が各地の高等教育を支えている。UKは医学・薬学・農業、ルイビルは医学に強みを持つ。

主要な大学都市

レキシントンLexington

「世界の馬の都」と呼ばれる州第2の都市で、ケンタッキー大学(UK)が最大の雇用主。周囲に数百の馬牧場が広がり、大学と馬産業が経済の中心をなす学園都市。

ルイビルLouisville

オハイオ川沿いの州最大都市で、ルイビル大学が立地。ケンタッキーダービーのチャーチルダウンズや、UPS・フォード・ヒューマナなどの企業が集まる商業・物流の中心地。

評価の高い学問分野

薬学・医学

ケンタッキー大学(UK)の薬学が全米6位で、医学とあわせて医療系に強い。ルイビル大学は世界初の手の移植や人工心臓移植を成し遂げた医学の名門だ。

工学

UKのピグマン工学部が工学分野を担い、トヨタなどの自動車製造業が集積する州の産業と結びつく。

農業・馬産業

「世界の馬の都」レキシントンを擁する立地から、UKが農業・食・環境やサラブレッド関連の研究に伝統的な強みを持つ。

醸造・蒸留

世界のバーボンの95%を生産する本場という環境を活かし、発酵・蒸留に関わる分野の実地機会がある。

就職・キャリア環境

留学生の就職先候補として、製造・物流・医療の大企業が州内にある。ジョージタウンにはトヨタの北米主力工場、ルイビルには物流大手UPSの世界航空ハブ「ワールドポート」、フォードの工場、保険大手ヒューマナの本社がある。自動車製造・物流・医療と、専攻分野の実務研修(OPT)先を選びやすい。就労ビザ(H-1B)による長期就職は連邦の抽選制度に左右される点は他州と共通。

留学生のための実用ノート

Time Zone

時差・タイムゾーン

Central / Eastern(州内で混在)。日本時間との差は −15 / −14 時間。家族との連絡や出願書類の締切確認時に意識する。

Tuition

州内生 vs 州外生 の学費差

米国の州立大学は 州内生(その州の住民)と州外生で年 2〜3 倍の学費差。留学生は 原則「州外生」扱い となる。Honors College で減免を狙う戦略も。

Career

OPT は連邦法、就職機会は州依存

OPT連邦移民法で全米共通。ただし実際の就職機会は州ごとに異なり、自動車製造、物流、ヘルスケア、農業、蒸留酒産業 関連の職種を狙うのが現実的。

Travel

渡航と主要空港

日本からの直行便の有無は州により大きく違う。直行便がある主要空港(LAX / SFO / ORD / DFW / SEA / HNL / DTW / JFK / EWR / IAD など)に到着 → 国内線で目的地、というルートが一般的。

Transportation

基本は車社会

ケンタッキーは基本的に車社会で、都市が分散しているため生活・通学には車があると便利だ。大学のシャトルや市内バスはあるが、地域間の移動や郊外への外出には車が現実的になる。

Driving

運転免許

生活圏の多くで車が前提になるため、長期滞在ではケンタッキー州の運転免許取得を検討することになる。手続きの詳細は州の担当窓口で確認するとよい。

生活環境(治安・気候・生活費)

治安

治安は都市と地区で差がある。ルイビルなどの大都市中心部は都市型の事件も報じられる一方、大学キャンパス周辺や大学町は状況が異なる。単一の統計だけで判断せず、住むエリアや時間帯を意識した行動を心がけるのが、この州に限らず米国留学での基本になる。

気候

四季がはっきりした温暖湿潤な亜熱帯気候だ。夏は最高31℃前後まで上がり蒸し暑く、冬は氷点下近くまで下がるが厳しい寒さにはならない。レキシントンの年間降雪量は約38cmと少なめで、南部と中西部の中間らしい穏やかな気候。年間降水量は多めで、緑豊かなブルーグラスの丘陵を潤している。

生活費

生活費は全米平均を下回る手頃さで、生活費指数は全米で18番目に低い水準だ。住居費・物価ともに抑えめで、レキシントンやルイビルといった都市でも比較的暮らしやすい。手頃な物価が、留学生の生活コストを抑えてくれる。

主要空港と日本からのアクセス

SDF

ルイビル・ムハマド・アリ国際空港

物流大手UPSの世界貨物ハブがある空港だが、旅客は国内線が中心。日本からの直行便はなく、アトランタやシカゴなどでの乗り継ぎが必要。

LEX

ブルーグラス空港(レキシントン)

レキシントンの地域空港。日本からは乗り継ぎとなる。

ケンタッキーの空港(SDF・LEX)には日本からの直行便がない。アトランタやシカゴ、ダラスなどの主要ハブでの乗り継ぎが現実的で、所要時間は乗り継ぎ込みで16〜18時間が目安になる。

ケンタッキー州の大学

学生数の多い 6 校 / 全 34 校

ケンタッキー州の大学一覧を見る

ケンタッキー州出身の著名人

ケンタッキーはボクシングの英雄から大統領、ハリウッド俳優まで、幅広い分野の著名人を生んでいる。

モハメド・アリ

ボクサー
ルイビル

エイブラハム・リンカーン

第16代アメリカ大統領
ホッジェンビル近郊

ジョージ・クルーニー

俳優
レキシントン

ジェニファー・ローレンス

俳優
ルイビル

ジョニー・デップ

俳優
オーウェンズボロ

ハンター・S・トンプソン

作家・ジャーナリスト
ルイビル

ケンタッキー州の有名な観光地

ケンタッキーダービー(チャーチルダウンズ)ルイビル

1875年に始まった全米最高峰の競馬レース。毎年5月の第1土曜に開催され、華やかな帽子文化とともにアメリカ文化を象徴する。

ケンタッキー・バーボントレイルルイビル/バーズタウン/レキシントン一帯

世界のバーボンの95%を生産する本場の蒸留所を巡るツアールート。試飲や製造工程の見学が楽しめる。

マンモス・ケーブ国立公園州南中央部

世界最長の洞窟系を擁する世界遺産の国立公園。調査済みの通路は680kmを超え、地底探検のツアーが人気だ。

レキシントンの馬牧場レキシントン

「世界の馬の都」に広がるサラブレッドの牧場群。ケンタッキー・ホースパークなどで馬文化に触れられる。

よくある質問

ケンタッキー州は治安は大丈夫?

治安は都市と地区で差がある。ルイビルなどの大都市中心部は都市型の事件も報じられる一方、大学キャンパス周辺や大学町は状況が異なる。単一の統計で判断せず、住むエリアや時間帯を意識した行動を心がけるとよい。

ケンタッキーの大学の学費は?

留学生は原則「州外・国際学生」扱いで、ケンタッキー大学(UK)の州外授業料・諸費は約34,140ドル、ルイビル大学は約29,482ドル。ケンタッキーは生活費が全米平均を下回る手頃さ(全米で18番目に低い水準)で、費用を抑えつつ研究大学の教育を受けられる。

日本からケンタッキーへの直行便はある?

ない。ルイビル(SDF)・レキシントン(LEX)とも日本からの直行便がなく、アトランタやシカゴ、ダラスなどの主要ハブでの乗り継ぎが必要。所要時間は乗り継ぎ込みで16〜18時間が目安になる。

ケンタッキーで強い学問分野は?

薬学・医学(ケンタッキー大学の薬学が全米6位、ルイビル大学は手の移植・人工心臓移植の名門)、工学(トヨタなど自動車産業と連携)、農業・馬産業(世界の馬の都レキシントン)が特に強い。手頃な学費で研究大学の教育を受けられる。

卒業後、ケンタッキーで就職しやすい?

ジョージタウンのトヨタ北米主力工場、ルイビルのUPS世界航空ハブやフォード、保険大手ヒューマナなど、自動車製造・物流・医療で就職先がある。専攻分野の実務研修(OPT)先を選びやすい。就労ビザ(H-1B)の抽選制度に左右される点は他州と共通。