MN

ミネソタ州

Minnesota

ノーススターステート

「10,000の湖の州」として知られる美しい自然環境と、全米トップクラスの生活の質を誇る州。ミネアポリス・セントポール双子都市には、ターゲット、ベストバイ、UnitedHealthなどフォーチュン500企業が17社も本社を置く。Mayo Clinicは世界最高の医療機関として知られ、医学を志す学生の憧れ。冬は非常に厳しいが、その分人々は温かく、「ミネソタ・ナイス」と呼ばれるフレンドリーさが特徴。教育水準と住民の幸福度は常に全米上位。

ミネソタは「1万の湖の地(Land of 10,000 Lakes)」と呼ばれる湖沼の多い中西部の州だ。州都セントポールと最大都市ミネアポリスは約5kmしか離れておらず、あわせて「ツインシティーズ(双子都市)」と呼ばれる一体の都市圏を形成する。ミネソタ大学ツインシティーズ校(UMN)という全米有数の研究大学が中心にあり、フォーチュン500企業が集積する経済圏でもある。冬の厳しい寒さで知られる一方、「ミネソタ・ナイス」と呼ばれる人々の温かさと、高い生活の質が特徴だ。

経済は医療・小売・食品・金融と多様で、フォーチュン500企業を15社前後擁する。小売のターゲット(Target)やベストバイ(Best Buy)、素材の3M、食品のゼネラル・ミルズ(General Mills)やカーギル(Cargill)、金融のUSバンコープ、そしてロチェスターの世界的医療機関メイヨー・クリニック(Mayo Clinic)が代表格だ。生活費は中西部らしく全米平均前後で、名門州立大の教育を手頃なコストで受けられる。

基本データ

州都 セントポール
最大都市 ミネアポリス
人口 約570万人
面積 225,163 km²
気候 湿潤大陸性気候(年間平均: 年間平均気温:4-9°C)
生活費 中程度(全米平均の95-105%)
主要産業 ヘルスケア、金融、製造業、農業、小売

大学データ統計

州立大 州内学費 中央値

$10,361

州内出身者のみ適用
州立 15 校のデータ

州立大 州外学費 中央値

$10,428

留学生はこの水準が目安
州立 15 校のデータ

私立大 学費 中央値

$33,427

私立は州内外で同額
私立 28 校のデータ

合格率 中央値

85%

合格率を公表する
36 校のデータ

卒業率 中央値

60%

6年以内の卒業率
41 校のデータ

卒業10年後 年収 中央値

$58,532

入学から10年後の中央値
39 校のデータ

※ ミネソタ州 の4年制・非営利 全 48 校(私立 33 校 / 州立 15 校)から算出。項目ごとに数値を公表している学校数が異なるため、各タイルに母数を併記している。

教育環境

教育の特色

ミネソタの公立大学は「ミネソタ大学(University of Minnesota)システム」が担い、旗艦のツインシティーズ校(UMN)が中核だ。UMNはR1(研究が非常に活発)に分類されAAU(米国研究大学協会)にも加盟する総合研究大学で、工学・医学・心理学・薬学・公衆衛生に強い。ノーベル賞受賞者を多数輩出してきた。別系統の「ミネソタ州立(Minnesota State)」にはマンケート校などがあり、私立ではセントトーマス大学が選択肢に加わる。

留学生環境

全米有数の研究大学を擁し、留学生の受け入れが活発だ。留学生は原則「州外・国際学生」扱いで、ミネソタ大学ツインシティーズ校(UMN)の州外授業料は約38,362ドル。生活費が中西部らしく全米平均前後で、名門州立大の教育を比較的抑えたコストで受けられるのが魅力だ。「ミネソタ・ナイス」と呼ばれるフレンドリーな土地柄も、初めての海外生活を支えてくれる。

州立大学システム

ミネソタの公立大学は「ミネソタ大学(University of Minnesota)システム」が中核で、旗艦のツインシティーズ校(UMN)に加え、ダルース、ロチェスター、クルックストン、モリスの5キャンパスで構成される。UMNはR1・AAU加盟の総合研究大学だ。これとは別に、マンケート校を最大とする「ミネソタ州立(Minnesota State)」の大学群があり、州全体の高等教育を支えている。

主要な大学都市

ミネアポリスMinneapolis

州最大都市で、ミネソタ大学ツインシティーズ校(UMN)の主要キャンパスが立地。企業本社や美術館・劇場が集まり、都市の利便と学生生活を両立できる。

セントポールSaint Paul

ミネアポリスに隣接する州都。UMNのキャンパスの一部やセントトーマス大学があり、ミシシッピ川沿いの落ち着いた街並みが広がる。

ダルースDuluth

スペリオル湖岸にあるミネソタ大学ダルース校の街。医学部・薬学部を持ち、五大湖最大の湖の雄大な自然が身近にある港湾都市。

評価の高い学問分野

医学・公衆衛生

ミネソタ大学ツインシティーズ校(UMN)の医学部が全米上位で、ロチェスターには世界的医療機関メイヨー・クリニックがある。医療を志す学生の憧れの地だ。

工学

UMNの工学は総合研究大学として全米上位。多数のノーベル賞受賞者を輩出してきた研究基盤が学びを支える。

心理学・社会科学

UMNの心理学は全米でも評価が高く、社会科学系の研究が伝統的に強い。

化学・化学工学

UMNは化学・化学工学の分野でも全米有数の研究実績を持ち、理系の層が厚い。

就職・キャリア環境

留学生の就職先候補となるフォーチュン500企業が州内に集積している。ヘルスケアのユナイテッドヘルス・グループ、小売のターゲット(Target)とベストバイ(Best Buy)、素材の3M、食品のゼネラル・ミルズとカーギル、金融のUSバンコープ、医療機器のメドトロニックなどが代表格だ。ロチェスターの世界的医療機関メイヨー・クリニックは州最大の民間雇用主。医療・小売・食品・金融と、専攻分野の実務研修(OPT)先を選びやすい。

留学生のための実用ノート

Time Zone

時差・タイムゾーン

Central Time(UTC−6)。日本時間との差は −15 時間。家族との連絡や出願書類の締切確認時に意識する。

Tuition

州内生 vs 州外生 の学費差

米国の州立大学は 州内生(その州の住民)と州外生で年 2〜3 倍の学費差。留学生は 原則「州外生」扱い となる。Honors College で減免を狙う戦略も。

Career

OPT は連邦法、就職機会は州依存

OPT連邦移民法で全米共通。ただし実際の就職機会は州ごとに異なり、ヘルスケア、金融、製造業、農業、小売 関連の職種を狙うのが現実的。

Travel

渡航と主要空港

日本からの直行便の有無は州により大きく違う。直行便がある主要空港(LAX / SFO / ORD / DFW / SEA / HNL / DTW / JFK / EWR / IAD など)に到着 → 国内線で目的地、というルートが一般的。

Transportation

ツインシティーズはライトレール、郊外は車

ミネアポリス・セントポールの都市圏にはメトロのライトレール(ブルーライン等)とバス網があり、ブルーラインは空港やモール・オブ・アメリカへも接続する。市内は公共交通で移動できるが、郊外や州内の移動には車が前提になる。

Driving

運転免許

ツインシティーズ都市部は公共交通で生活できるが、郊外で車を使う場合は、生活圏に応じてミネソタ州の運転免許取得を検討することになる。手続きの詳細は州の担当窓口で確認するとよい。

生活環境(治安・気候・生活費)

治安

治安は都市と地区で差がある。ミネアポリスは大都市として地区差があり、住むエリアによって環境が異なる。一方で、州全体としては生活の質の高さで知られる。単一の統計だけで判断せず、住むエリアや時間帯を意識した行動を心がけるのが、この州に限らず米国留学での基本になる。

気候

四季がはっきりした湿潤大陸性気候で、冬の寒さと雪の多さは全米有数だ。ミネアポリスの年間平均降雪量は約130cmで、真冬は氷点下二桁まで冷え込む。夏は高温多湿になる。冬が長く厳しいため、本格的な防寒具は必須。その分、屋内施設や冬のアクティビティが充実している。

生活費

生活費は中西部らしく全米平均前後からやや安めで、名門州立大の教育を比較的手頃なコストで受けられる。ツインシティーズは企業が集積するため州内では相対的に高めだが、それでも沿岸部の大都市と比べれば負担は軽い。生活の質の高さと物価のバランスが取れた州だ。

主要空港と日本からのアクセス

MSP

ミネアポリス・セントポール国際空港

デルタ航空のハブ空港。東京・羽田への直行便を運航しており、日本から乗り継ぎなしでアクセスできる。

ミネアポリス・セントポール国際空港(MSP)はデルタ航空のハブで、東京・羽田への直行便がある。日本から乗り継ぎなしでアクセスできる、中西部でも数少ない空港のひとつだ。

ミネソタ州の大学

学生数の多い 5 校 / 全 48 校

ミネソタ州の大学一覧を見る

ミネソタ州出身の著名人

ミネソタは音楽・文学・漫画の巨匠を数多く輩出している。

ボブ・ディラン

ミュージシャン(ノーベル文学賞)
ダルース

プリンス

ミュージシャン
ミネアポリス

F・スコット・フィッツジェラルド

作家(『グレート・ギャツビー』)
セントポール

チャールズ・M・シュルツ

漫画家(『ピーナッツ』)
ミネアポリス

ジュディ・ガーランド

俳優・歌手
グランドラピッズ

ミネソタ州の有名な観光地

モール・オブ・アメリカブルーミントン

全米最大のショッピングモール。屋内遊園地「ニコロデオン・ユニバース」を併設し、年間3,000万人以上が訪れる。ライトレールで空港と直結。

ボイジャーズ国立公園州北部(インターナショナルフォールズ近郊)

州唯一の国立公園で、ボートでめぐる「水の公園」。無数の湖と森が広がり、カヌーや釣りが楽しめる。

ミネアポリス彫刻庭園ミネアポリス

ウォーカー・アート・センターが運営する彫刻庭園。巨大なスプーンとサクランボの作品「スプーンブリッジ・アンド・チェリー」が名物。

スペリオル湖ノースショアダルース北東

五大湖最大のスペリオル湖沿いの絶景ドライブルート。灯台や滝の州立公園が点在する自然の名所。

よくある質問

ミネソタ州は治安は大丈夫?

治安は都市と地区で差がある。ミネアポリスは大都市として地区差があり、住むエリアによって環境が異なる。一方で州全体としては生活の質の高さで知られる。単一の統計で判断せず、住むエリアや時間帯を意識するとよい。

ミネソタの大学の学費は?

留学生は原則「州外・国際学生」扱いで、ミネソタ大学ツインシティーズ校(UMN)の州外授業料は約38,362ドル。生活費が中西部らしく全米平均前後のため、全米有数の研究大学の教育を比較的抑えたコストで受けられるのが魅力だ。

日本からミネソタへの直行便はある?

ある。ミネアポリス・セントポール国際空港(MSP)はデルタ航空のハブで、東京・羽田への直行便を運航している。日本から乗り継ぎなしでアクセスでき、中西部でも数少ない直行便のある空港だ。

ミネソタで強い学問分野は?

医学・公衆衛生(ミネソタ大学ツインシティーズ校とロチェスターのメイヨー・クリニック)、工学、心理学・社会科学、化学・化学工学が特に強い。全米有数の研究大学であるUMNが、幅広い分野で高い研究実績を持つ。

卒業後、ミネソタで就職しやすい?

ユナイテッドヘルス、ターゲット、ベストバイ、3M、ゼネラル・ミルズ、メドトロニックなどフォーチュン500企業が集積し、医療・小売・食品・金融と就職先の幅が広い。ロチェスターのメイヨー・クリニックは州最大の民間雇用主だ。専攻分野の実務研修(OPT)先を見つけやすい。就労ビザ(H-1B)の抽選制度に左右される点は他州と共通。