WI

ウィスコンシン州

Wisconsin

バジャーステート

「アメリカのデアリーランド(酪農地帯)」として知られ、チーズ生産量は全米の約25%を占める。ビール醸造の歴史も深く、ミラーやパブストの発祥地。University of Wisconsin-Madisonは研究型州立大学のトップ校の一つで、特に生命科学、社会科学で高い評価を得ている。マディソンは「アメリカで最も住みやすい都市」の常連で、活気ある学生街と美しい湖が魅力。NFLパッカーズの熱狂的なファンダムも独特の文化。

ウィスコンシンは五大湖のミシガン湖に面した中西部の州で、「アメリカの酪農地帯(America's Dairyland)」としてチーズ生産で全米を代表する。州都マディソンは2つの湖に挟まれた地峡にあり、州会議事堂とウィスコンシン大学マディソン校(UW-Madison)を中心とした活気ある学生街だ。最大都市はミシガン湖岸のミルウォーキー。研究大学トップクラスのUW-Madisonを筆頭に、中西部らしい手頃な生活費とフレンドリーな環境が留学生を迎える。

経済は製造業・医療・ITと農業(酪農・チーズ)が柱で、ミルウォーキーにはハーレーダビッドソン(Harley-Davidson)やロックウェル・オートメーション、マディソン近郊には医療ITのエピック・システムズ(Epic Systems)がある。ビール醸造の歴史も深い。UW-Madisonが掲げる「ウィスコンシン・アイデア(大学の境界は州の境界である)」の理念のもと、研究と社会を結びつける学びの伝統が根づいている。

基本データ

州都 マディソン
最大都市 ミルウォーキー
人口 約590万人
面積 169,635 km²
気候 湿潤大陸性気候(年間平均: 年間平均気温:5-9°C)
生活費 中程度(全米平均の90-100%)
主要産業 製造業、農業(酪農)、ヘルスケア、テクノロジー

大学データ統計

州立大 州内学費 中央値

$8,910

州内出身者のみ適用
州立 14 校のデータ

州立大 州外学費 中央値

$18,055

留学生はこの水準が目安
州立 14 校のデータ

私立大 学費 中央値

$35,665

私立は州内外で同額
私立 24 校のデータ

合格率 中央値

82%

合格率を公表する
36 校のデータ

卒業率 中央値

60%

6年以内の卒業率
38 校のデータ

卒業10年後 年収 中央値

$54,990

入学から10年後の中央値
41 校のデータ

※ ウィスコンシン州 の4年制・非営利 全 45 校(私立 29 校 / 州立 16 校)から算出。項目ごとに数値を公表している学校数が異なるため、各タイルに母数を併記している。

教育環境

教育の特色

ウィスコンシンの公立大学は「ウィスコンシン大学(University of Wisconsin)システム」が担い、旗艦のマディソン校(UW-Madison)が中核だ。1848年創立のUW-Madisonは研究支出で全米トップクラス(2023年に全米6位)の名門州立大で、工学・農学・経済学・医学が強く、教育学は全米1位に選ばれたこともある。ミルウォーキー校をはじめ各地に分校を展開する。私立ではミルウォーキーのマーケット大学(Marquette)などが選択肢に加わる。

留学生環境

研究大学としての評価の高さから、UW-Madisonは留学生に人気がある。留学生は原則「州外・国際学生」扱いで、UW-Madisonの州外授業料・諸費は約42,103ドル、UWミルウォーキー校は約22,398ドル。生活費が中西部らしく手頃なため、名門州立大の教育を比較的抑えたコストで受けられる点が魅力だ。「ウィスコンシン・アイデア」の理念のもと、研究成果を社会に還元する実践的な学びが得られる。

州立大学システム

ウィスコンシンの公立大学は「ウィスコンシン大学(University of Wisconsin)システム」が統括し、旗艦のマディソン校(UW-Madison)を中心に、ミルウォーキー校、ラクロス校、オクレア校など各地の大学で構成される。UW-Madisonは州昇格と同じ1848年に創立された研究大学のトップ校だ。私立ではミルウォーキーのマーケット大学がこのシステムには含まれない選択肢として存在する。

主要な大学都市

マディソンMadison

州都であり、ウィスコンシン大学マディソン校(UW-Madison)のある学園都市。メンドタ湖とモノナ湖に挟まれた美しい立地で、公園や自転車道が充実した「住みやすい都市」の常連。

ミルウォーキーMilwaukee

ミシガン湖岸の州最大都市。UWミルウォーキー校やマーケット大学が立地し、ハーレーダビッドソンなどの産業と湖畔の文化が息づく。

評価の高い学問分野

総合(研究大学)

ウィスコンシン大学マディソン校(UW-Madison)は研究支出で全米トップクラスの名門州立大。工学・農学・経済学・医学など幅広い分野で高い評価を得ている。

農学・生命科学

「アメリカの酪農地帯」を背景に、UW-Madisonが農学・生命科学に伝統的な強みを持つ。ビタミンの発見など歴史的な研究成果でも知られる。

教育学

UW-Madisonの教育学は全米1位に選ばれたこともある評価の高い分野だ。

経済学・社会科学

「ウィスコンシン・アイデア」の理念のもと、社会と結びついた経済学・社会科学の研究が伝統的に強い。

就職・キャリア環境

留学生の就職先候補となる企業が製造・医療ITを中心に州内にある。ミルウォーキーにはオートバイのハーレーダビッドソン(Harley-Davidson)、産業機器のロックウェル・オートメーション、金融のノースウェスタン・ミューチュアルなどの本社があり、マディソン近郊のベローナには医療ITのエピック・システムズ(Epic Systems)がある。製造・医療IT・農業関連と、専攻分野の実務研修(OPT)先を見つけやすい。

留学生のための実用ノート

Time Zone

時差・タイムゾーン

Central Time(UTC−6)。日本時間との差は −15 時間。家族との連絡や出願書類の締切確認時に意識する。

Tuition

州内生 vs 州外生 の学費差

米国の州立大学は 州内生(その州の住民)と州外生で年 2〜3 倍の学費差。留学生は 原則「州外生」扱い となる。Honors College で減免を狙う戦略も。

Career

OPT は連邦法、就職機会は州依存

OPT連邦移民法で全米共通。ただし実際の就職機会は州ごとに異なり、製造業、農業(酪農)、ヘルスケア、テクノロジー 関連の職種を狙うのが現実的。

Travel

渡航と主要空港

日本からの直行便の有無は州により大きく違う。直行便がある主要空港(LAX / SFO / ORD / DFW / SEA / HNL / DTW / JFK / EWR / IAD など)に到着 → 国内線で目的地、というルートが一般的。

Transportation

マディソンは自転車・バス、地方は車

マディソンは自転車に優しい都市として知られ、バス網も整うため車なしでも生活しやすい。一方、ウィスコンシン全体としては郊外・地方で車社会だ。都市部の大学町なら公共交通と自転車で完結しやすいが、地域移動には車があると便利になる。

Driving

運転免許

マディソンなどの大学町では車がなくても生活しやすいが、郊外や地方で車を使う場合は、生活圏に応じてウィスコンシン州の運転免許取得を検討することになる。手続きの詳細は州の車両管理局(DMV)で確認するとよい。

生活環境(治安・気候・生活費)

治安

治安は都市と地区で差がある。ウィスコンシン大学マディソン校のあるマディソンは学生街として生活の質が高く比較的落ち着いているとされる一方、大都市ミルウォーキーは地区差がある。単一の統計だけで判断せず、住むエリアや時間帯を意識した行動を心がけるのが、この州に限らず米国留学での基本だ。

気候

四季がはっきりした湿潤大陸性気候で、冬は寒く雪が多い。五大湖の影響を受け、南部の年間降雪量は約1mだが、スペリオル湖周辺の北部では4mを超える豪雪地帯もある。夏は湿度が高めだが穏やかで過ごしやすい。冬の寒さは厳しいので、本格的な防寒具は必須になる。

生活費

生活費は中西部らしく全米平均前後からやや安めで、名門州立大の教育を比較的抑えたコストで受けられるのが魅力だ。マディソンは大学・IT経済を背景に州内では相対的に高めだが、それでも沿岸部の大都市と比べれば手頃。物価の安さが留学生の生活を支えている。

主要空港と日本からのアクセス

MKE

ミルウォーキー・ミッチェル国際空港

中規模の空港で国内線が中心。日本への直行便はなく、シカゴ・オヘアなどでの乗り継ぎが必要。

MSN

デーン郡地域空港(マディソン)

マディソンの空港で国内線が中心。日本からはシカゴなどでの乗り継ぎとなる。

ウィスコンシンの空港(MKE・MSN)には日本からの直行便がない。シカゴ・オヘアなどでの乗り継ぎが現実的で、所要時間は乗り継ぎ込みで15〜17時間が目安になる。

ウィスコンシン州の大学

学生数の多い 6 校 / 全 45 校

ウィスコンシン州の大学一覧を見る

ウィスコンシン州出身の著名人

ウィスコンシンは近代建築の巨匠から映画人、画家まで、20世紀の文化を形づくった人物を数多く生んでいる。

フランク・ロイド・ライト

建築家
リッチランドセンター

オーソン・ウェルズ

映画監督・俳優
ケノーシャ

ジョージア・オキーフ

画家
サンプレーリー

ウィレム・デフォー

俳優
アップルトン

ジーン・ワイルダー

俳優
ミルウォーキー

レス・ポール

ギタリスト・エレキギター開発者
ワキショー

ウィスコンシン州の有名な観光地

ミルウォーキー美術館(Milwaukee Art Museum)ミルウォーキー

ミシガン湖畔に立つ美術館。翼のように開閉する可動屋根「クアドラッチ・パビリオン」で建築としても世界的に知られる。

ウィスコンシン・デルズ(Wisconsin Dells)州中部

ウィスコンシン川が砂岩を刻んだ渓谷の景勝地。ウォーターパークが集まる家族向けリゾートとしても人気。

ドア半島(Door County)州東部

ミシガン湖に突き出す半島で、灯台や果樹園、湖畔の町が点在する。「中西部のケープコッド」とも呼ばれるリゾート地。

ハーレーダビッドソン博物館ミルウォーキー

オートバイの象徴ハーレーダビッドソンの歴史を伝える博物館。発祥の地ミルウォーキーで貴重な車両を展示する。

よくある質問

ウィスコンシン州は治安は大丈夫?

治安は都市と地区で差がある。ウィスコンシン大学マディソン校のあるマディソンは学生街として生活の質が高く比較的落ち着いているとされる一方、大都市ミルウォーキーは地区差がある。単一の統計で判断せず、住むエリアや時間帯を意識するとよい。

ウィスコンシンの大学の学費は?

留学生は原則「州外・国際学生」扱いで、ウィスコンシン大学マディソン校(UW-Madison)の州外授業料・諸費は約42,103ドル、UWミルウォーキー校は約22,398ドル。生活費が中西部らしく手頃なため、名門州立大の教育を比較的抑えたコストで受けられる。

日本からウィスコンシンへの直行便はある?

ない。ミルウォーキー(MKE)・マディソン(MSN)とも日本からの直行便がなく、シカゴ・オヘアなどでの乗り継ぎが現実的。所要時間は乗り継ぎ込みで15〜17時間が目安になる。

ウィスコンシンで強い学問分野は?

総合(ウィスコンシン大学マディソン校が研究支出で全米トップクラスの名門州立大)、農学・生命科学(「アメリカの酪農地帯」を背景に伝統的に強い)、教育学(全米1位に選ばれたこともある)、経済学・社会科学が特に強い。「ウィスコンシン・アイデア」の実践的な学びが特徴だ。

卒業後、ウィスコンシンで就職しやすい?

ミルウォーキーのハーレーダビッドソンやロックウェル・オートメーション、マディソン近郊の医療ITエピック・システムズなど、製造・医療IT・農業関連で就職先がある。専攻分野の実務研修(OPT)先を見つけやすい環境だ。就労ビザ(H-1B)の抽選制度に左右される点は他州と共通。