ミズーリ州
Missouri
ショーミーステート
「西部への玄関口」として知られ、セントルイスのゲートウェイアーチが象徴的なランドマーク。Washington University in St. Louisは全米トップ20の私立大学で、医学部と法学部は特に名高い。カンザスシティはBBQの聖地として有名で、ジャズの歴史も深い。アメリカの中央に位置し、東西海岸のどちらへもアクセスしやすい。生活費が低く、大都市の便利さと中西部の親しみやすさを兼ね備えた環境。
ミズーリはアメリカ中西部のほぼ中央に位置する州で、州都は小都市のジェファーソンシティだが、経済・人口の中心は西端のカンザスシティと東端のセントルイスという2つの大都市圏だ。「西部への玄関口」を象徴するセントルイスのゲートウェイ・アーチが州のランドマーク。世界トップ級の私立ワシントン大学セントルイス校(WashU)と、ジャーナリズム教育の草分けであるミズーリ大学(Mizzou)が学びを支える。生活費が全米でも屈指に安い、中西部らしい手頃さが魅力だ。
経済は航空宇宙・防衛、ヘルスケアIT、金融、農業と多様だ。セントルイスにはボーイングの防衛・宇宙部門本社(戦闘機を製造)があり、カンザスシティ近郊には電子カルテ大手オラクル・ヘルス(旧サーナー)、セントルイスには証券のエドワード・ジョーンズがある。アメリカの中央という立地から物流の要でもある。生活費が全米で最も安い州のひとつで、費用を抑えつつ質の高い教育を受けたい留学生に向いている。
基本データ
大学データ統計
州立大 州内学費 中央値
$10,178
州内出身者のみ適用
州立 12 校のデータ
州立大 州外学費 中央値
$18,685
留学生はこの水準が目安
州立 12 校のデータ
私立大 学費 中央値
$27,023
私立は州内外で同額
私立 38 校のデータ
合格率 中央値
73%
合格率を公表する
43 校のデータ
卒業率 中央値
55%
6年以内の卒業率
48 校のデータ
卒業10年後 年収 中央値
$48,991
入学から10年後の中央値
50 校のデータ
※ ミズーリ州 の4年制・非営利 全 60 校(私立 48 校 / 州立 12 校)から算出。項目ごとに数値を公表している学校数が異なるため、各タイルに母数を併記している。
教育環境
教育の特色
ミズーリは世界トップ級の私立と充実した公立がそろう。私立のワシントン大学セントルイス校(WashU)は全米総合20位の名門で、医学大学院が全米5位、NIH(国立衛生研究所)の研究資金獲得額が全米2位と、医学・生命科学で世界をリードする。公立は「ミズーリ大学(University of Missouri)システム」の旗艦Mizzou(コロンビア)が、1908年設立のジャーナリズム・スクールでジャーナリズム教育の草分けとして名高い。イエズス会系のセントルイス大学(SLU)も選択肢に加わる。
留学生環境
留学生は原則「州外・国際学生」扱いで、公立ミズーリ大学(Mizzou)の州外授業料・諸費は約36,056ドル、私立ワシントン大学セントルイス校(WashU)は約65,790ドル。ミズーリは生活費が全米でも屈指に安い(生活費指数は全米で7番目に低い水準)ため、公立を選べば費用を大きく抑えられる。中西部らしい温かい土地柄も、初めての海外生活を支えてくれる。
州立大学システム
ミズーリの公立大学は「ミズーリ大学(University of Missouri)システム」が統括し、旗艦のコロンビア校(Mizzou)に加え、カンザスシティ校(UMKC)、工学に強いミズーリ科学技術大学(ローラ)、セントルイス校(UMSL)の4キャンパスで構成される。これとは別に、スプリングフィールドのミズーリ州立大学も主要な公立大だ。世界トップ級の私立ワシントン大学セントルイス校は、これらの公立システムには含まれない独立の名門校である。
主要な大学都市
コロンビアColumbia
ミズーリ大学(Mizzou)のある学園都市で、「ミズーリのアテネ」と呼ばれるほど教育水準が高い。学生が約4万人おり、安全で暮らしやすい典型的な大学町。カンザスシティとセントルイスのほぼ中間にある。
セントルイスSt. Louis
ワシントン大学セントルイス校(WashU)とセントルイス大学(SLU)が立地する州東端の大都市。WashUのメインキャンパスはフォレストパークに隣接する治安の良いエリアにある。
カンザスシティKansas City
州西端の大都市で、ミズーリ大学カンザスシティ校(UMKC)が立地。BBQとジャズで知られ、電子カルテ大手など企業の集積もある。
評価の高い学問分野
医学・生命科学
ワシントン大学セントルイス校(WashU)の医学大学院が全米5位、NIHの研究資金獲得額が全米2位。医学・生命科学の研究で世界トップクラスだ。
ジャーナリズム
ミズーリ大学(Mizzou)のジャーナリズム・スクールは1908年設立で、ジャーナリズム教育の草分けとして全米屈指の伝統と評価を誇る。
航空学
セントルイス大学(SLU)は1927年に連邦公認の全米初の航空学校を設けた歴史を持ち、航空分野に伝統的な強みがある。
ビジネス・法学
WashUやSLUのビジネス・法学分野も評価が高く、私立名門と歴史ある法科大学院がそろう。
就職・キャリア環境
留学生の就職先候補となる大企業が州内にある。セントルイスにはボーイングの防衛・宇宙部門本社(戦闘機を製造)や証券のエドワード・ジョーンズ、ビールのアンハイザー・ブッシュ、農業バイオのバイエル・クロップサイエンスがあり、カンザスシティ近郊には電子カルテ大手のオラクル・ヘルス(旧サーナー)がある。航空宇宙・医療IT・金融・農業と、専攻分野の実務研修(OPT)先を選びやすい。
留学生のための実用ノート
Time Zone
時差・タイムゾーン
Central Time(UTC−6)。日本時間との差は −15 時間。家族との連絡や出願書類の締切確認時に意識する。
Tuition
州内生 vs 州外生 の学費差
米国の州立大学は 州内生(その州の住民)と州外生で年 2〜3 倍の学費差。留学生は 原則「州外生」扱い となる。Honors College で減免を狙う戦略も。
Travel
渡航と主要空港
日本からの直行便の有無は州により大きく違う。直行便がある主要空港(LAX / SFO / ORD / DFW / SEA / HNL / DTW / JFK / EWR / IAD など)に到着 → 国内線で目的地、というルートが一般的。
Transportation
基本は車社会・セントルイスに軽鉄道
ミズーリは基本的に車社会で、都市間や郊外の移動には車が前提だ。ただしセントルイスにはライトレール「メトロリンク(MetroLink)」があり、空港・ダウンタウン・WashU周辺を結ぶため、この都市圏では公共交通も利用しやすい。
Driving
運転免許
生活圏の多くで車が便利なため、長期滞在ではミズーリ州の運転免許取得を検討することになる。手続きの詳細は州の担当窓口で確認するとよい。
生活環境(治安・気候・生活費)
治安
治安は都市と地区で差が大きい。セントルイス市の中心部は犯罪率が高いが、その多くは市北部の一部地区に集中しており、WashUのある郊外寄りのエリアや都市圏全体では数値が大きく異なる。カンザスシティも同様に地区差があり、大学町コロンビアは安全で暮らしやすい。「州全体が危険」ではなく、都市中心部の特定地区とキャンパス周辺・郊外を区別するのが正確だ。
気候
四季がはっきりした湿潤大陸性気候で、冬は冷涼〜寒冷、夏は高温多湿だ。中西部の「竜巻街道(トルネード・アレー)」圏内にあり、春から夏にかけて激しい嵐や竜巻のリスクがある。気候の警報には注意を払う必要があるが、四季の変化に富んだ過ごしやすい地域も多い。
生活費
生活費は全米でも屈指に安く、生活費指数は全米で7番目に低い水準だ。住居費・物価ともに手頃で、中でも大学町コロンビアは暮らしやすさで知られる。公立大学を選べば授業料・生活費とも大きく抑えられるため、費用対効果を重視する留学生に向いている。
主要空港と日本からのアクセス
セントルイス・ランバート国際空港
セントルイス圏の主要空港。国内線が中心で、日本からの直行便はなく、シカゴやダラスなどでの乗り継ぎが必要。
カンザスシティ国際空港
カンザスシティ圏の空港。日本への直行便はなく、乗り継ぎが必要。
ミズーリの空港(STL・MCI)には日本からの直行便がない。シカゴ・オヘアやダラス、デンバー、アトランタなどの主要ハブでの乗り継ぎが現実的で、所要時間は乗り継ぎ込みで15〜17時間が目安になる。
ミズーリ州の大学
学生数の多い 6 校 / 全 60 校
ミズーリ州の大学一覧を見るミズーリ大学
University of Missouri-Columbia 州立ミズーリ州立大学
Missouri State University-Springfield 州立ワシントン大学セントルイス校
Washington University in St Louis 私立セントルイス大学
Saint Louis University 私立ミズーリ大学カンザスシティ校
University of Missouri-Kansas City 州立サウスイースト・ミズーリ州立大学
Southeast Missouri State University 州立詳細ガイドのある大学(35校)
- ミズーリ大学
- ミズーリ州立大学
- ワシントン大学セントルイス校
- セントルイス大学
- ミズーリ大学カンザスシティ校
- サウスイースト・ミズーリ州立大学
- メリービル大学
- セントラルミズーリ大学
- ミズーリ科学技術大学
- ミズーリ大学セントルイス校
- リンデンウッド大学
- パーク大学
- ノースウェスト・ミズーリ州立大学
- ミズーリ・サザン州立大学
- トルーマン州立大学
- ウェブスター大学
- ミズーリ・ウェスタン州立大学
- セントラル・メソジスト大学・大学院/拡張学部
- ロックハースト大学
- ミズーリ・バプテスト大学
- オザークスカレッジ
- ミズーリ・バレー・カレッジ
- ドルリー大学
- サウスウェスト・バプテスト大学
- アヴィラ大学
- ウィリアム・ウッズ大学
- エヴァンジェル大学
- ウェストミンスターカレッジ(ペンシルベニア州)
- セントラルメソジスト大学リベラルアーツ&サイエンスカレッジ
- ハリス・ストウ州立大学
- ウィリアム・ジューエル・カレッジ
- カルバー・ストックトンカレッジ
- ドルーリー大学継続専門学修カレッジ
- フォントボン大学
- A.T.スティル健康科学大学
ミズーリ州出身の著名人
ミズーリは文豪から大統領、音楽の巨匠まで、アメリカ文化を象徴する人物を数多く生んでいる。
マーク・トウェイン
ハリー・S・トルーマン
T・S・エリオット
マヤ・アンジェロウ
チャック・ベリー
ジョン・ハム
ミズーリ州の有名な観光地
ゲートウェイ・アーチセントルイス
高さ192mの世界一高いステンレス製アーチ。西部開拓を記念する国立公園で、内部のトラムで頂上まで登れる、セントルイスの象徴。
ブランソン(Branson)州南西部(オザーク地方)
「ライブ・エンターテインメントの首都」を掲げる家族向けリゾート。50以上の劇場やテーマパーク、湖のレジャーが集まる。
オザーク湖(Lake of the Ozarks)州中央部
ダムでつくられた巨大な人造湖。約1,850kmにおよぶ湖岸線を持ち、ボートや釣りなどの水上レジャーが盛んだ。
よくある質問
ミズーリ州(セントルイス)は治安は大丈夫?
治安は都市と地区で差が大きい。セントルイス市の中心部は犯罪率が高いが、その多くは市北部の一部地区に集中しており、WashUのある郊外寄りのエリアや都市圏全体では数値が大きく異なる。大学町コロンビアは安全で暮らしやすい。「州全体が危険」ではなく、都市中心部の特定地区とキャンパス周辺・郊外を区別するのが正確だ。
ミズーリの大学の学費は?
留学生は原則「州外・国際学生」扱いで、公立ミズーリ大学(Mizzou)の州外授業料・諸費は約36,056ドル、私立ワシントン大学セントルイス校(WashU)は約65,790ドル。ミズーリは生活費が全米で7番目に低い水準と屈指に安いため、公立を選べば費用を大きく抑えられる。
日本からミズーリへの直行便はある?
ない。セントルイス(STL)・カンザスシティ(MCI)とも日本からの直行便がなく、シカゴ・オヘアやダラス、デンバー、アトランタなどの主要ハブでの乗り継ぎが必要。所要時間は乗り継ぎ込みで15〜17時間が目安になる。
ミズーリで強い学問分野は?
医学・生命科学(ワシントン大学セントルイス校が医学大学院で全米5位、NIH研究資金で全米2位)、ジャーナリズム(ミズーリ大学のジャーナリズム・スクールが草分け)、航空学(セントルイス大学)、ビジネス・法学が特に強い。世界トップ級の私立と歴史ある公立がそろう。
卒業後、ミズーリで就職しやすい?
セントルイスのボーイング防衛・宇宙部門やエドワード・ジョーンズ、カンザスシティ近郊のオラクル・ヘルス(旧サーナー)など、航空宇宙・医療IT・金融・農業で就職先がある。専攻分野の実務研修(OPT)先を見つけやすい。就労ビザ(H-1B)の抽選制度に左右される点は他州と共通。
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