IN

インディアナ州

Indiana

フージャーステート

アメリカ中西部の「クロスロード(交差点)」として知られ、主要高速道路が交差する物流の要所。世界最古にして最大の自動車レース「インディ500」の開催地として有名。Purdue Universityは航空宇宙工学で全米トップクラス、多くの宇宙飛行士を輩出している。Notre Dameはカレッジフットボールの名門として知られる。生活費が低く、治安も良好で、アメリカの「ハートランド」らしい親しみやすさが特徴。

インディアナは「アメリカの十字路(Crossroads of America)」を標語に掲げる中西部の州で、州都かつ最大都市インディアナポリスに複数の州間高速が集中する物流の要所だ。フージャー(Hoosier)と呼ばれる州民の親しみやすさと、中西部らしい手頃な生活費が特徴。工学で全米トップクラスのパデュー大学(Purdue)、ビジネスと音楽で名高いインディアナ大学ブルーミントン校(IU)、そしてカトリック名門ノートルダム大学(Notre Dame)と、理系から総合まで有力校が揃う。

経済は自動車・鉄鋼などの製造業と農業が基盤で、医薬品大手のイーライリリー(Eli Lilly)がインディアナポリスに、エンジン大手のカミンズ(Cummins)がコロンバスに本社を構える。世界最大級の1日スポーツイベント「インディ500」の開催地としても知られる。生活費が全米平均を下回るため、費用を抑えつつ工学・ビジネスをしっかり学びたい留学生に向いた州だ。

基本データ

州都 インディアナポリス
最大都市 インディアナポリス
人口 約680万人
面積 94,326 km²
気候 湿潤大陸性気候(年間平均: 年間平均気温:10-13°C)
生活費 低い(全米平均の85-95%)
主要産業 製造業、農業、物流、ヘルスケア、スポーツ

大学データ統計

州立大 州内学費 中央値

$9,532

州内出身者のみ適用
州立 15 校のデータ

州立大 州外学費 中央値

$22,811

留学生はこの水準が目安
州立 15 校のデータ

私立大 学費 中央値

$35,865

私立は州内外で同額
私立 36 校のデータ

合格率 中央値

76%

合格率を公表する
43 校のデータ

卒業率 中央値

55%

6年以内の卒業率
50 校のデータ

卒業10年後 年収 中央値

$51,504

入学から10年後の中央値
49 校のデータ

※ インディアナ州 の4年制・非営利 全 56 校(私立 41 校 / 州立 15 校)から算出。項目ごとに数値を公表している学校数が異なるため、各タイルに母数を併記している。

教育環境

教育の特色

インディアナの高等教育は公立の2大システムと私立名門で構成される。公立は工学・コンピュータサイエンス・航空宇宙で全米トップクラスのパデュー大学(Purdue)を旗艦とする「パデュー大学システム」と、ビジネス(ケリー・スクール)と音楽(ジェイコブス音楽院)で名高いインディアナ大学ブルーミントン校(IU)を旗艦とする「インディアナ大学システム」。私立ではカトリック系の名門総合大学ノートルダム大学が、難関校として全米的な人気を誇る。

留学生環境

パデュー大学は留学生の受け入れが全米屈指の規模で知られる。留学生は原則「州外・国際学生」扱いで、州立のパデュー大学の州外授業料・諸費は約28,794ドル(近年据え置き)、インディアナ大学ブルーミントン校は約41,891ドル、私立ノートルダム大学は約65,025ドル。生活費が全米平均を下回る中西部の手頃さもあり、費用対効果を取りやすい環境だ。

州立大学システム

インディアナの公立大学は2つの大規模システムが柱だ。工学・コンピュータサイエンス・航空宇宙に強いパデュー大学(West Lafayette)を旗艦とする「パデュー大学システム」と、インディアナ大学ブルーミントン校を旗艦とする「インディアナ大学システム」で、両システムとも州内各地に分校を展開する。ボール州立大学は両システムに属さない独立の州立大。私立のノートルダム大学はいずれの公立システムにも含まれない。

主要な大学都市

ウェストラファイエットWest Lafayette

パデュー大学(Purdue)の学園町で、学生数が市人口を上回る典型的なカレッジタウン。理工系の研究環境が整い、州内で最も教育水準の高い地域のひとつ。

ブルーミントンBloomington

インディアナ大学ブルーミントン校(IU)のある学園都市。自転車に優しい街として知られ、音楽・アートの文化が根づく落ち着いた環境。

サウスベンドSouth Bend

ノートルダム大学に隣接する北部の都市。シカゴへ通勤鉄道で結ばれ、医療・教育・観光へと産業構造が転換してきた。

評価の高い学問分野

工学・航空宇宙

パデュー大学(Purdue)が工学・航空宇宙で全米トップクラス。多くの宇宙飛行士を輩出し、コンピュータサイエンス学科も米国で最も早く設立された歴史を持つ。

ビジネス

インディアナ大学ブルーミントン校のケリー・スクール・オブ・ビジネスが学部ビジネスで全米有数の評価を得ている。

音楽

IUブルーミントン校のジェイコブス音楽院が全米屈指の音楽名門で、1,600人超が学ぶ大規模な音楽教育機関だ。

総合(難関私立)

ノートルダム大学はカトリック系の名門総合大学で、医学部進学率の高さやロースクールの評価など、幅広い分野で全米上位に立つ。

就職・キャリア環境

留学生の就職先候補として、製造・医薬・物流の大企業が州内にある。インディアナポリスには製薬大手のイーライリリー(Eli Lilly)が本社を構え、コロンバスにはエンジン大手のカミンズ(Cummins)がある。自動車・鉄鋼などの製造業も基盤で、専攻分野の実務研修(OPT)先を見つけやすい。「アメリカの十字路」らしい物流の集積も雇用を支えている。

留学生のための実用ノート

Time Zone

時差・タイムゾーン

Eastern Time(UTC−5(一部 Central))。日本時間との差は −14 時間。家族との連絡や出願書類の締切確認時に意識する。

Tuition

州内生 vs 州外生 の学費差

米国の州立大学は 州内生(その州の住民)と州外生で年 2〜3 倍の学費差。留学生は 原則「州外生」扱い となる。Honors College で減免を狙う戦略も。

Career

OPT は連邦法、就職機会は州依存

OPT連邦移民法で全米共通。ただし実際の就職機会は州ごとに異なり、製造業、農業、物流、ヘルスケア、スポーツ 関連の職種を狙うのが現実的。

Travel

渡航と主要空港

日本からの直行便の有無は州により大きく違う。直行便がある主要空港(LAX / SFO / ORD / DFW / SEA / HNL / DTW / JFK / EWR / IAD など)に到着 → 国内線で目的地、というルートが一般的。

Transportation

基本は車社会

インディアナは「アメリカの十字路」と呼ばれる交通の要所だが、都市部・大学町以外の公共交通は限定的で、基本は車社会だ。ブルーミントンなど自転車インフラが整う大学町もあるが、地域間の移動には車があると便利になる。

Driving

運転免許

生活圏の多くで車が前提になるため、長期滞在ではインディアナ州の運転免許取得を検討することになる。手続きの詳細は州の車両管理局(BMV)で確認するとよい。

生活環境(治安・気候・生活費)

治安

治安は都市と地区で差がある。ウェストラファイエットやブルーミントンといった大学町は学生中心の落ち着いた環境で、生活・自転車インフラの評価も高い。一方、インディアナポリスなどの大都市は地区差がある。中西部は総じて穏やかとされるが、住むエリアや時間帯を意識するのは米国留学の基本だ。

気候

四季がはっきりした気候で、北部は湿潤大陸性、南部は湿潤亜熱帯に近い。冬(12〜2月)は北部で氷点下まで下がり降雪もあるが、南部はやや温暖。夏は蒸し暑く、南部では30℃を超える日が続く。春と秋は穏やかで過ごしやすい。北部ほど冬が厳しいので防寒具は用意しておきたい。

生活費

生活費は全米平均を下回る中西部らしい手頃さで、住居費が特に抑えやすい。物価の安さは留学生の生活コスト圧縮に直結し、沿岸部の州と比べて総費用を大きく抑えられる。パデュー大学が長年学費を据え置いている点も、費用面での安心材料になっている。

主要空港と日本からのアクセス

IND

インディアナポリス国際空港

州の主要空港。定期国際線はカナダや欧州が中心で、日本からの直行便はない。シカゴなどの大型ハブでの乗り継ぎが現実的。

インディアナポリス国際空港(IND)には日本からの直行便がなく、シカゴ・オヘアなどでの乗り継ぎが現実的。所要時間は乗り継ぎ込みで15〜17時間が目安になる。

インディアナ州の大学

学生数の多い 5 校 / 全 56 校

インディアナ州の大学一覧を見る

詳細ガイドのある大学(45校)

インディアナ州出身の著名人

インディアナはポップスの帝王からハリウッド俳優、伝説の作曲家まで、幅広い分野の著名人を生んでいる。

マイケル・ジャクソン

歌手(キング・オブ・ポップ)
ゲイリー

ジャネット・ジャクソン

歌手
ゲイリー

ジェームズ・ディーン

俳優
マリオン

デヴィッド・レターマン

コメディアン・司会者
インディアナポリス

ジョン・メレンキャンプ

ミュージシャン
シーモア

コール・ポーター

作曲家
ペルー

インディアナ州の有名な観光地

インディアナポリス・モータースピードウェイインディアナポリス

世界最大級の1日スポーツイベント「インディ500」の開催地。1911年に始まった歴史あるサーキットで、併設の博物館も見学できる。

ブラウン郡州立公園州南部(ナッシュビル近郊)

州内最大の州立公園。丘陵地帯に広がる森は紅葉の名所として全米的に知られ、秋には多くの人が訪れる。

コナー・プレーリー(Conner Prairie)フィッシャーズ

19世紀の暮らしを再現した「生きた歴史博物館」。当時の村や気球体験など、体験型の展示で人気。

よくある質問

インディアナ州は治安は大丈夫?

治安は都市・地区で差がある。ウェストラファイエットやブルーミントンといった大学町は学生中心の落ち着いた環境で、生活・自転車インフラの評価も高い。インディアナポリスなどの大都市は地区差があるため、住むエリアや時間帯を意識するとよい。中西部は総じて穏やかとされる。

インディアナの大学の学費は?

留学生は原則「州外・国際学生」扱いで、州立のパデュー大学の州外授業料・諸費は約28,794ドル(近年据え置き)、インディアナ大学ブルーミントン校は約41,891ドル、私立ノートルダム大学は約65,025ドル。生活費が全米平均を下回る手頃さもあり、費用を抑えやすい。

日本からインディアナへの直行便はある?

ない。インディアナポリス国際空港(IND)には日本からの直行便がなく、シカゴ・オヘアなどの大型ハブでの乗り継ぎが現実的。所要時間は乗り継ぎ込みで15〜17時間が目安になる。

インディアナで強い学問分野は?

工学・航空宇宙(パデュー大学が全米トップクラスで多くの宇宙飛行士を輩出)、ビジネス(IUケリー・スクール)、音楽(IUジェイコブス音楽院)、総合(難関私立のノートルダム大学)が特に強い。理系志望には特に厚い選択肢がそろう。

卒業後、インディアナで就職しやすい?

インディアナポリスの製薬大手イーライリリー、コロンバスのエンジン大手カミンズをはじめ、製造・医薬・物流の大企業がある。専攻分野の実務研修(OPT)先を見つけやすい環境だ。就労ビザ(H-1B)の抽選制度に左右される点は他州と共通。