NE

ネブラスカ州

Nebraska

コーンハスカーステート

「投資の神様」ウォーレン・バフェットの故郷であり、バークシャー・ハサウェイ本社があるオマハを擁する州。農業が盛んで、牛肉生産量は全米トップクラス。University of Nebraskaのカレッジフットボールチーム「コーンハスカーズ」は全米で最も熱狂的なファンベースを持つ。生活費が低く、治安も良好で、中西部らしい温かいコミュニティが特徴。農業テクノロジーやデータサイエンス分野での研究も進んでいる。

ネブラスカはグレートプレーンズに広がる中西部の農業州だ。州都はリンカーン、最大都市はオマハで、両都市に人口が集まる。牛肉やトウモロコシの生産が全米トップクラスの農業州でありながら、オマハには「投資の神様」ウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハサウェイをはじめフォーチュン500企業4社が本社を置く。旗艦のネブラスカ大学リンカーン校(UNL)が学びを支え、生活費が全米平均を下回る手頃さと中西部らしい温かい土地柄が魅力の州だ。

経済は農業・食品加工に加え、保険・金融・鉄道が強い。オマハには投資のバークシャー・ハサウェイ、鉄道のユニオン・パシフィック、保険のミューチュアル・オブ・オマハ、建設のカイウィットが本社を構える。ネブラスカ大学のカレッジフットボール「コーンハスカーズ」は全米屈指の熱狂的なファンで知られる。落ち着いた環境で、農学やビジネスをしっかり学びたい留学生に向いた州だ。

基本データ

州都 リンカーン
最大都市 オマハ
人口 約195万人
面積 200,330 km²
気候 湿潤大陸性気候~半乾燥気候(年間平均: 年間平均気温:9-12°C)
生活費 低い(全米平均の85-95%)
主要産業 農業、食品加工、保険、テクノロジー

大学データ統計

州立大 州内学費 中央値

$8,465

州内出身者のみ適用
州立 8 校のデータ

州立大 州外学費 中央値

$8,465

留学生はこの水準が目安
州立 8 校のデータ

私立大 学費 中央値

$26,922

私立は州内外で同額
私立 14 校のデータ

合格率 中央値

79%

合格率を公表する
16 校のデータ

卒業率 中央値

52%

6年以内の卒業率
22 校のデータ

入学から10年後 年収 中央値

$53,909

入学から10年後の中央値
21 校のデータ

※ ネブラスカ州 の4年制・非営利 全 23 校(私立 14 校 / 州立 9 校)から算出。項目ごとに数値を公表している学校数が異なるため、各タイルに母数を併記している。

教育環境

教育の特色

ネブラスカの公立大学は「ネブラスカ大学(University of Nebraska)システム」が担い、旗艦のリンカーン校(UNL)が中核だ。UNLは1869年創立のランドグラント研究大学で、農学、ジャーナリズム、工学、法学に強い。オマハ校(UNO)は都市型大学で、犯罪学(School of Criminology and Criminal Justice が全米上位)やIT・ビジネスに強みを持つ。ほかにオマハの医療センター(UNMC)が医学を担う。手頃な学費で研究大学の教育を受けられる。

留学生環境

留学生は原則「州外・国際学生」扱いで、ネブラスカ大学リンカーン校(UNL)の州外授業料は約28,584ドル、オマハ校(UNO)は約23,206ドル。ネブラスカは生活費が全米平均より約9%安い(住居費は21%安)ため、費用を抑えつつ研究大学の教育を受けられる。中西部の温かい土地柄と落ち着いた学習環境も、初めての海外生活を支えてくれる。(金額は米教育省 College Scorecard の2024-25年度データ。米国の大学は毎年値上げするため、出願時は各大学の公式サイトで最新額を確認してほしい)

州立大学システム

ネブラスカの公立大学は「ネブラスカ大学(University of Nebraska)システム」が統括する。旗艦のリンカーン校(UNL/1869年創立のランドグラント研究大学)、都市型のオマハ校(UNO)、カーニー校(UNK)、医療センター(UNMC)の4キャンパスで構成される。UNLは農学・ジャーナリズムに、UNOは犯罪学・ITに強みを持つ。中西部の州立大らしく、手頃な学費と実務的な教育が特徴だ。

主要な大学都市

リンカーンLincoln

州都であり、ネブラスカ大学リンカーン校(UNL)のある学園都市。大学とコーンハスカーズ・フットボールが街の文化の中心で、落ち着いた環境が魅力だ。

オマハOmaha

州最大都市で、ネブラスカ大学オマハ校(UNO)が立地。バークシャー・ハサウェイやユニオン・パシフィックなど大企業の本社が集まり、就職・インターンの機会がある。

評価の高い学問分野

農学

ネブラスカ大学リンカーン校(UNL)がランドグラント大学として農学に強く、農業テクノロジーの研究も盛んだ。全米有数の農業州という立地を活かす。

ジャーナリズム

UNLのジャーナリズム・マスコミュニケーション学部が伝統的に高い評価を得ている。

犯罪学・IT

オマハ校(UNO)の犯罪学(School of Criminology and Criminal Justice)が全米上位で、ピーター・カイウィット研究所を軸にIT・CSにも強い。

ビジネス・保険数理

オマハの保険・金融産業の集積を背景に、ビジネスや保険数理(アクチュアリー)関連の学びが実務に結びつく。

就職・キャリア環境

留学生の就職先候補として、フォーチュン500企業が州内に集積している。オマハには投資のバークシャー・ハサウェイ(Berkshire Hathaway)、鉄道のユニオン・パシフィック(Union Pacific)、保険のミューチュアル・オブ・オマハ、建設のカイウィット(Kiewit)が本社を置く。保険・金融・鉄道・農業関連と、専攻分野の実務研修(OPT)先を選びやすい。就労ビザ(H-1B)による長期就職は連邦の抽選制度に左右される点は他州と共通。

留学生のための実用ノート

Time Zone

時差・タイムゾーン

Central Time(UTC−6)。日本時間との差は −15 時間。家族との連絡や出願書類の締切確認時に意識する。

Tuition

州内生 vs 州外生 の学費差

米国の州立大学は 州内生(その州の住民)と州外生で年 2〜3 倍の学費差。留学生は 原則「州外生」扱い となる。Honors College で減免を狙う戦略も。

Career

OPT は連邦法、就職機会は州依存

OPT は 連邦移民法で全米共通。ただし実際の就職機会は州ごとに異なり、農業、食品加工、保険、テクノロジー 関連の職種を狙うのが現実的。

Travel

渡航と主要空港

日本からの直行便の有無は州により大きく違う。直行便がある主要空港(LAX / SFO / ORD / DFW / SEA / HNL / DTW / JFK / EWR / IAD など)に到着 → 国内線で目的地、というルートが一般的。

Transportation

基本は車社会

ネブラスカは広いグレートプレーンズの州で、公共交通は限定的で基本は車社会だ。リンカーンやオマハの大学キャンパス周辺は徒歩・バスで生活できるが、地域間の移動や日常の買い物には車があると便利になる。

Driving

運転免許

生活圏の多くで車が便利なため、長期滞在ではネブラスカ州の運転免許取得を検討することになる。手続きの詳細は州の担当窓口で確認するとよい。

生活環境(治安・気候・生活費)

治安

ネブラスカは中西部の落ち着いた州で、リンカーンやオマハは大都市圏より穏やかな生活環境とされる。ただし治安の体感は都市・地区によって差があるため、単一の統計だけで判断せず、住むエリアや時間帯を意識した行動を心がけるのが、この州に限らず米国留学での基本になる。

気候

四季がはっきりした気候で、東部は湿潤大陸性、西部は半乾燥だ。夏は高温、冬は寒冷で、年間の寒暖差が非常に大きい(州の記録は最高48℃・最低-44℃)。竜巻や激しい雷雨のリスクもある。冬用の防寒具は必須で、グレートプレーンズらしい広い空と農村風景が広がる。

生活費

生活費は全米平均より約9%安く、特に住居費が21%安いなど手頃だ。リンカーンやオマハといった都市でも比較的暮らしやすく、物価の安さが留学生の生活コストを抑えてくれる。中西部の手頃な物価と質の高い公立教育の組み合わせが魅力になっている。

主要空港と日本からのアクセス

OMA

エプリー空港(オマハ)

州最大の空港。国内線が中心で、日本からの直行便はなく、シカゴやデンバー、ダラスなどでの乗り継ぎが必要。

オマハのエプリー空港(OMA)には日本からの直行便がなく、シカゴやデンバー、ダラス、アトランタなどの主要ハブでの乗り継ぎが必要。所要時間は乗り継ぎ込みで15〜17時間が目安になる。

ネブラスカ州出身の著名人

ネブラスカは投資の巨人から、ハリウッドの名優、公民権運動の指導者まで、多彩な人物を生んでいる。

ウォーレン・バフェット

投資家(バークシャー・ハサウェイ)
オマハ

マーロン・ブランド

俳優
オマハ

フレッド・アステア

俳優・ダンサー
オマハ

ヘンリー・フォンダ

俳優
グランドアイランド

ジェラルド・フォード

第38代アメリカ大統領
オマハ

マルコムX

公民権運動指導者
オマハ

ネブラスカ州の有名な観光地

チムニーロック国定史跡州西部(ベヤード近郊)

西部開拓時代、オレゴン・トレイルの旅人の道しるべとなった尖った岩の史跡。大平原にそびえる象徴的な景観だ。

スコッツブラフ国定記念物ゲーリング

大平原に立つ断崖の記念物。開拓者たちが西を目指した道の面影を残し、頂上からは雄大な景色が広がる。

ヘンリー・ドーリー動物園・水族館オマハ

世界最大級の屋内熱帯雨林やドーム型の砂漠館で知られる、全米屈指の規模と評価を誇る動物園。

よくある質問

ネブラスカ州は治安は大丈夫?

ネブラスカは中西部の落ち着いた州で、リンカーンやオマハは大都市圏より穏やかな生活環境とされる。ただし治安の体感は都市・地区で差があるため、単一の統計で判断せず、住むエリアや時間帯を意識した行動を心がけるとよい。

ネブラスカの大学の学費は?

留学生は原則「州外・国際学生」扱いで、ネブラスカ大学リンカーン校(UNL)の州外授業料は約28,584ドル、オマハ校(UNO)は約23,206ドル。ネブラスカは生活費が全米平均より約9%安いため、費用を抑えつつ研究大学の教育を受けられる。(金額は米教育省 College Scorecard の2024-25年度データ)

日本からネブラスカへの直行便はある?

ない。オマハのエプリー空港(OMA)には日本からの直行便がなく、シカゴやデンバー、ダラス、アトランタなどの主要ハブでの乗り継ぎが必要。所要時間は乗り継ぎ込みで15〜17時間が目安になる。

ネブラスカで強い学問分野は?

農学(ネブラスカ大学リンカーン校)、ジャーナリズム(UNL)、犯罪学・IT(オマハ校が全米上位)、ビジネス・保険数理(オマハの保険・金融産業の集積)が特に強い。全米有数の農業州と、オマハの企業集積が学びを支えている。

卒業後、ネブラスカで就職しやすい?

オマハのバークシャー・ハサウェイ、ユニオン・パシフィック、ミューチュアル・オブ・オマハ、カイウィットなどフォーチュン500企業が集積し、保険・金融・鉄道・農業関連で就職先がある。専攻分野の実務研修(OPT)先を選びやすい。就労ビザ(H-1B)の抽選制度に左右される点は他州と共通。