コロラド州
Colorado
センテニアルステート
ロッキー山脈の麓に広がる自然とテクノロジーが融合する州。デンバー都市圏は「マウンテン・シリコンバレー」とも呼ばれ、多くのテック企業がオフィスを構える。冬はスキー、夏はハイキングやキャンプと、年間を通じてアウトドアアクティビティを楽しめる環境が最大の魅力。Colorado School of Minesは鉱業・エネルギー工学で世界トップクラス、University of Coloradoは宇宙科学研究で名高い。
コロラドはロッキー山脈が貫く高地の州で、全域が標高1,000m以上という全米唯一の州だ。州都かつ最大都市デンバーを中心に、フォートコリンズ、コロラドスプリングス、ボルダーが山脈東麓の「フロントレンジ」に連なる。冬はスキー、夏はハイキングと、アウトドアが生活の一部になっている点が最大の魅力。宇宙科学・物理で世界的なコロラド大学ボルダー校(CU Boulder)や、獣医・農学に強いコロラド州立大学(CSU)が学びを支える。
経済は航空宇宙・防衛、テック、観光(スキー)が柱。デンバー都市圏には多くの企業本社が集まり、コロラドスプリングスには空軍士官学校や宇宙軍の基地(NORAD本部)が置かれ防衛産業が地域を支える。ボルダーには航空宇宙・容器大手のボール(Ball)、フォートコリンズには半導体企業が拠点を持つ。自然とテック・宇宙産業が同居する、理系・アウトドア志向の留学生に人気の州だ。
基本データ
大学データ統計
州立大 州内学費 中央値
$10,266
州内出身者のみ適用
州立 14 校のデータ
州立大 州外学費 中央値
$24,779
留学生はこの水準が目安
州立 14 校のデータ
私立大 学費 中央値
$43,841
私立は州内外で同額
私立 6 校のデータ
合格率 中央値
86%
合格率を公表する
17 校のデータ
卒業率 中央値
51%
6年以内の卒業率
19 校のデータ
卒業10年後 年収 中央値
$53,445
入学から10年後の中央値
20 校のデータ
※ コロラド州 の4年制・非営利 全 24 校(私立 9 校 / 州立 15 校)から算出。項目ごとに数値を公表している学校数が異なるため、各タイルに母数を併記している。
教育環境
教育の特色
コロラドの公立大学は2つの研究大学システムが柱になる。コロラド大学ボルダー校(CU Boulder)は物理学・宇宙科学で世界的な名声を持ち、複数のノーベル賞受賞者やJILAなどの研究拠点を擁する。もう一方のコロラド州立大学(CSU/フォートコリンズ)はランドグラント大学で、獣医学が全米2位、農学・環境科学に強い。加えて鉱業・エネルギー工学で世界トップクラスのコロラド鉱山大学(Colorado School of Mines)もあり、理系に厚い州だ。
留学生環境
アウトドア文化とテック・宇宙産業を背景に、留学生に人気の高い州だ。留学生は原則「州外・国際学生」扱いで、コロラド大学ボルダー校(CU Boulder)の州外授業料・諸費は約44,918ドル、コロラド州立大学(CSU)は約34,783ドル。デンバー・ボルダーの生活費は近年上昇しているが、研究環境とアウトドアライフスタイルの魅力で根強い人気を保っている。
州立大学システム
コロラドの公立大学は2つの独立したシステムが並立する。研究大学の「コロラド大学(University of Colorado)システム」は旗艦のボルダー校(CU Boulder)に加え、デンバー校、コロラドスプリングス校、医療系のアンシュッツ・メディカルキャンパスで構成される。もう一方の「コロラド州立大学(Colorado State University)システム」はフォートコリンズのランドグラント大学が旗艦だ。宇宙・物理志向ならCU、獣医・農学ならCSUという強みの分担がある。
主要な大学都市
ボルダーBoulder
コロラド大学ボルダー校(CU Boulder)のある標高約1,655mの学園都市。アウトドア文化と自転車に優しい街づくりで知られ、生活の質が高い一方で住宅費は高め。
フォートコリンズFort Collins
コロラド州立大学(CSU)が最大の雇用主である北部の学園町。クラフトビール醸造所が多く、全米屈指のサイクリング都市としても知られる落ち着いた環境。
コロラドスプリングスColorado Springs
空軍士官学校や宇宙軍基地がある軍・防衛の街。ガーデン・オブ・ザ・ゴッズやパイクスピークなど、雄大な自然が身近にある。
評価の高い学問分野
航空宇宙・物理学
コロラド大学ボルダー校(CU Boulder)が物理学・宇宙科学で世界トップクラス。複数のノーベル物理学賞受賞者やJILAなどの研究拠点を擁し、多くの宇宙飛行士も輩出している。
獣医学・農学
コロラド州立大学(CSU)の獣医学が全米2位。ランドグラント大学として農学・環境科学でも全米有力の実績を持つ。
鉱業・エネルギー工学
コロラド鉱山大学(Colorado School of Mines)が鉱業・エネルギー・地球科学系で世界トップクラスの評価を得ている。
環境科学
ロッキー山脈という立地を活かし、環境科学・大気科学の研究環境が充実している。国立研究機関との連携も強い。
就職・キャリア環境
留学生の就職先候補として、航空宇宙・防衛・テックの企業や機関が州内にある。ボルダーには航空宇宙・容器大手のボール(Ball)、フォートコリンズには半導体のブロードコムやインテルの拠点がある。コロラドスプリングスは空軍士官学校・宇宙軍基地・NORAD本部を擁する防衛の一大拠点だ。航空宇宙・防衛・テックと、専攻分野の実務研修(OPT)先を選びやすい。
留学生のための実用ノート
Time Zone
時差・タイムゾーン
Mountain Time(UTC−7)。日本時間との差は −16 時間。家族との連絡や出願書類の締切確認時に意識する。
Tuition
州内生 vs 州外生 の学費差
米国の州立大学は 州内生(その州の住民)と州外生で年 2〜3 倍の学費差。留学生は 原則「州外生」扱い となる。Honors College で減免を狙う戦略も。
Travel
渡航と主要空港
日本からの直行便の有無は州により大きく違う。直行便がある主要空港(LAX / SFO / ORD / DFW / SEA / HNL / DTW / JFK / EWR / IAD など)に到着 → 国内線で目的地、というルートが一般的。
Transportation
デンバーは公共交通あり・山岳部は車
デンバー都市圏はRTDがライトレールと近郊鉄道を運行しており、市内は公共交通で移動できる。一方、スキーリゾートや国立公園など山岳部へは車が基本になる。アウトドアを楽しむなら車があると行動範囲が大きく広がる。
Driving
運転免許
デンバー市内は公共交通で生活できるが、山岳部やアウトドアへの移動で車を使う場合は、生活圏に応じてコロラド州の運転免許取得を検討することになる。手続きの詳細は州の車両管理局(DMV)で確認するとよい。
生活環境(治安・気候・生活費)
治安
治安は都市と地区で差がある。ボルダーやフォートコリンズといった大学町は生活の質が高く落ち着いた環境として知られる一方、デンバーの都市部は大都市相応に地区差がある。単一の統計だけで判断せず、住むエリアや時間帯を意識した行動を心がけるのが、この州に限らず米国留学での基本になる。
気候
標高が高く乾燥した半乾燥〜高山気候で、日照時間が長く晴天が多い。デンバーの夏は最高32℃前後だが湿度が低く過ごしやすく、冬は山岳部でスキーシーズンを迎える。全域が標高1,000m以上のため、渡航直後は高地に体を慣らす必要がある。乾燥対策と、山岳部の冬の寒さへの備えは欠かせない。
生活費
生活費はデンバーやボルダーを中心に近年上昇しており、特に住宅費が高い(ボルダーは全米でも高価な住宅市場のひとつ)。アスペンなどのリゾート地は別格の高さだ。一方で、乾燥した高地の気候とアウトドア環境の魅力は費用に見合うと評価する留学生も多い。
主要空港と日本からのアクセス
デンバー国際空港
ユナイテッド航空の最大級ハブで、南北米・欧州・アジアの多数の都市と結ばれる。日本からの直行便は限られ、西海岸やユナイテッドのハブでの乗り継ぎが一般的。
デンバー国際空港(DEN)はユナイテッド航空の巨大ハブだが、日本からの直行便は限られる。サンフランシスコやロサンゼルスなど西海岸、またはユナイテッドのハブでの乗り継ぎが現実的で、所要時間は乗り継ぎ込みで14〜16時間が目安になる。
コロラド州の大学
学生数の多い 5 校 / 全 24 校
コロラド州の大学一覧を見るコロラド大学ボルダー校
University of Colorado Boulder 州立コロラド州立大学
Colorado State University-Fort Collins 州立メトロポリタン州立大学デンバー校
Metropolitan State University of Denver 州立コロラド大学デンバー校・アンシュッツ医学キャンパス
University of Colorado Denver/Anschutz Medical Campus 州立コロラド大学コロラドスプリングス校
University of Colorado Colorado Springs 州立コロラド・メサ大学
Colorado Mesa University 州立コロラド州出身の著名人
コロラドは映画監督やコメディアン、宇宙飛行士など、多彩な分野の著名人を生んでいる。
デヴィッド・フィンチャー
トレイ・パーカー
ティム・アレン
スコット・カーペンター
ジャック・デンプシー
ダグラス・フェアバンクス
コロラド州の有名な観光地
ロッキーマウンテン国立公園エステスパーク近郊
標高3,700m超の峠を越えるトレイルリッジ・ロードで知られる山岳国立公園。年間400万人以上が訪れる大自然の名所。
ガーデン・オブ・ザ・ゴッズコロラドスプリングス
高さ100mにおよぶ赤い砂岩の奇岩群が並ぶ公園。入場無料で、雄大なパイクスピークを背景に散策できる。
アスペン(Aspen)ピトキン郡
世界屈指の高級スキーリゾート。冬のスキーに加え、夏には音楽祭やアスペン研究所の会議でも知られる。
メサベルデ国立公園州南西部
先住プエブロ人の断崖住居が残る世界遺産。崖に築かれた「クリフ・パレス」など、古代の暮らしの跡を見学できる。
よくある質問
コロラド州は治安は大丈夫?
治安は都市と地区で差がある。ボルダーやフォートコリンズといった大学町は生活の質が高く落ち着いた環境として知られる一方、デンバーの都市部は大都市相応に地区差がある。単一の統計で判断せず、住むエリアや時間帯を意識するとよい。
コロラドの大学の学費は?
留学生は原則「州外・国際学生」扱いで、コロラド大学ボルダー校(CU Boulder)の州外授業料・諸費は約44,918ドル、コロラド州立大学(CSU)は約34,783ドル。デンバー・ボルダーの生活費は近年上昇しているが、研究環境とアウトドアライフスタイルの魅力で根強い人気を保っている。
日本からコロラドへの直行便はある?
デンバー国際空港(DEN)はユナイテッド航空の巨大ハブだが、日本からの直行便は限られる。サンフランシスコやロサンゼルスなど西海岸、またはユナイテッドのハブでの乗り継ぎが現実的で、所要時間は乗り継ぎ込みで14〜16時間が目安になる。
コロラドで強い学問分野は?
航空宇宙・物理学(コロラド大学ボルダー校が世界トップクラスで複数のノーベル賞受賞者を輩出)、獣医学・農学(コロラド州立大学の獣医学が全米2位)、鉱業・エネルギー工学(コロラド鉱山大学)、環境科学が特に強い。ロッキー山脈の立地と宇宙産業が学びを支えている。
卒業後、コロラドで就職しやすい?
ボルダーの航空宇宙大手ボール、フォートコリンズの半導体企業、コロラドスプリングスの防衛・宇宙関連機関など、航空宇宙・防衛・テックを中心に就職先がある。専攻分野の実務研修(OPT)先を選びやすい。就労ビザ(H-1B)の抽選制度に左右される点は他州と共通。
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