ニュージャージー州
New Jersey
ガーデンステート
ニューヨークとフィラデルフィアに挟まれた戦略的立地で、両大都市への通勤圏内という利便性が最大の魅力。アイビーリーグのプリンストン大学は学部教育の質で全米トップの評価を受ける。ジョンソン・エンド・ジョンソン、メルク、ブリストル・マイヤーズスクイブなど大手製薬企業の本社が集中し、「アメリカの薬箱」と呼ばれる。「ガーデンステート」の愛称通り、郊外は緑豊かな住宅地が広がる。
ニュージャージーはニューヨーク市とフィラデルフィアに挟まれた立地が最大の特徴で、全米一の人口密度を誇る州だ。州都はトレントン、最大都市はニューアークだが、多くの町がニューヨーク都市圏の通勤圏に入る。世界トップ級のプリンストン大学(Princeton)と州立旗艦のラトガース大学(Rutgers)を擁し、両大都市の学び・インターン・就職機会にアクセスしながら、緑豊かな郊外で落ち着いて暮らせる。「ガーデンステート」の愛称にふさわしい住環境が広がる。
経済は世界最大級の製薬産業ハブで、「世界の薬箱(Medicine Chest of the World)」と呼ばれる。ジョンソン・エンド・ジョンソン(ニューブランズウィック)やメルク(ラーウェイ)など大手製薬の本社が集まり、金融(ニューアークのプルデンシャル)、物流も強い。世帯所得中央値は全米2位と豊かな州で、生活費は高めだが、大都市圏の機会と郊外の暮らしやすさを両立できる環境だ。
基本データ
大学データ統計
州立大 州内学費 中央値
$16,574
州内出身者のみ適用
州立 13 校のデータ
州立大 州外学費 中央値
$26,022
留学生はこの水準が目安
州立 13 校のデータ
私立大 学費 中央値
$15,800
私立は州内外で同額
私立 33 校のデータ
合格率 中央値
76%
合格率を公表する
44 校のデータ
卒業率 中央値
59%
6年以内の卒業率
44 校のデータ
卒業10年後 年収 中央値
$58,901
入学から10年後の中央値
34 校のデータ
※ ニュージャージー州 の4年制・非営利 全 49 校(私立 36 校 / 州立 13 校)から算出。項目ごとに数値を公表している学校数が異なるため、各タイルに母数を併記している。
教育環境
教育の特色
ニュージャージーは世界トップ級の私立と充実した公立がそろう。私立ではアイビーリーグのプリンストン大学(Princeton)が全米総合ランキングで長年トップに立ち、物理学・数学などで世界最高峰の名声を誇る。公立では州立旗艦のラトガース大学(Rutgers)がAAU加盟の研究大学として総合的に強く、ニューアークのニュージャージー工科大学(NJIT)は工学・技術に特化した研究大学だ。ニューヨーク都市圏の立地を活かした学びの選択肢が豊富にある。
留学生環境
ニューヨークとフィラデルフィアに挟まれた立地から、留学生にとってインターン・就職の機会に恵まれた州だ。留学生は原則「州外・国際学生」扱いで、州立ラトガース大学の州外授業料・諸費は約37,441ドル、ニュージャージー工科大学(NJIT)は約37,664ドル。私立プリンストン大学は約62,688ドルだが、ローンを給付奨学金に置き換える手厚い需給ベースの奨学金制度で知られる。生活費は高めだが、大都市圏の機会が高いコストを補う。
州立大学システム
ニュージャージーの公立高等教育の中核は、州立旗艦の「ラトガース大学(Rutgers University/State University of New Jersey)」だ。1766年創立で全米8番目に古く、AAU(米国研究大学協会)に加盟する研究大学で、ニューブランズウィック・ニューアーク・カムデンの3キャンパスを持つ。工学に特化したニュージャージー工科大学(NJIT)も主要な州立大。一方、アイビーリーグのプリンストン大学は私立で、これらの州立システムには含まれない。
主要な大学都市
ニューブランズウィックNew Brunswick
ラトガース大学のメインキャンパスとジョンソン・エンド・ジョンソン世界本社がある「ヘルスケア・シティ」。ニューヨークへ通勤鉄道で約1時間の好立地。
プリンストンPrinceton
アイビーリーグのプリンストン大学がある裕福で落ち着いたカレッジタウン。ニューヨークとフィラデルフィアのほぼ中間にあり、両都市へ鉄道でアクセスできる。
ニューアークNewark
州最大都市で、ニュージャージー工科大学(NJIT)やラトガース大学ニューアーク校が立地。州の雇用中枢で、ニューアーク・リバティ国際空港の玄関口でもある。
評価の高い学問分野
総合(世界トップ級)
プリンストン大学は全米総合ランキングで長年首位に立つ世界最高峰の私立大学。少人数の学部教育の質で特に高い評価を得ている。
物理学・数学
プリンストン大学は物理学・数学で世界的な名声を持ち、近隣には高等研究所(Institute for Advanced Study)もある。
工学
ニュージャージー工科大学(NJIT)が工学・技術に特化した研究大学として、都市型の実務的な教育を提供する。
製薬・バイオ
世界最大級の製薬産業ハブという立地を活かし、ラトガース大学などで生命科学・薬学分野の研究・就職機会に恵まれる。
就職・キャリア環境
留学生の就職先候補となる大企業が製薬を中心に集積している。ジョンソン・エンド・ジョンソン(ニューブランズウィック)、メルク(ラーウェイ)など世界的な製薬企業の本社があり、「世界の薬箱」と呼ばれる。ニューアークには金融のプルデンシャルや電力のPSEGがある。加えてニューヨーク市が通勤圏にあるため、金融・コンサル・メディアなど都市の求人にもアクセスしやすい。
留学生のための実用ノート
Time Zone
時差・タイムゾーン
Eastern Time(UTC−5)。日本時間との差は −14 時間。家族との連絡や出願書類の締切確認時に意識する。
Tuition
州内生 vs 州外生 の学費差
米国の州立大学は 州内生(その州の住民)と州外生で年 2〜3 倍の学費差。留学生は 原則「州外生」扱い となる。Honors College で減免を狙う戦略も。
Travel
渡航と主要空港
日本からの直行便の有無は州により大きく違う。直行便がある主要空港(LAX / SFO / ORD / DFW / SEA / HNL / DTW / JFK / EWR / IAD など)に到着 → 国内線で目的地、というルートが一般的。
Transportation
鉄道でニューヨーク通勤圏
ニュージャージーは州営の「NJトランジット(NJ Transit)」が全米最大級の公共交通網(通勤鉄道12路線・ライトレール・多数のバス路線)を運行し、ニューヨークのペン駅へ直結する。鉄道沿線に住めば車なしで生活・通学できるが、郊外では車利用も一般的だ。
Driving
運転免許
鉄道沿線なら車は不要なことが多いが、郊外の生活圏では車があると便利。長期滞在で運転するならニュージャージー州の運転免許取得を検討することになる。手続きの詳細は州の車両管理委員会(MVC)で確認するとよい。
生活環境(治安・気候・生活費)
治安
治安は都市部と郊外・大学町で差がある。ニューアークなど一部の大都市地区は都市相応の犯罪水準がある一方、プリンストンをはじめとする郊外のカレッジタウンは裕福で落ち着いた住環境だ。全米一の人口密度の州だけに地域ごとの性格がはっきり分かれるので、住むエリアを意識して選ぶとよい。
気候
四季がはっきりした気候で、州の大半は湿潤亜熱帯、北部は湿潤大陸性だ。夏は高温多湿で30℃前後まで上がり、冬は氷点下まで下がって降雪もある(北西部の高地ほど雪が多い)。大西洋岸の「ジャージーショア」は海の影響で内陸より気温が穏やか。ニューヨーク都市圏とほぼ同じ気候感で過ごせる。
生活費
ニューヨーク都市圏に属するため生活費は全米有数の高さで、特に住宅費が高い。世帯所得中央値が全米2位という豊かな州である一方、プリンストンなどの人気エリアは住宅価格が突出している。留学生はルームシェアなどで住居費を抑える工夫が一般的だ。
主要空港と日本からのアクセス
ニューアーク・リバティ国際空港
州内にあるニューヨーク都市圏の主要空港。ユナイテッド航空が東京(羽田・成田)への直行便を運航しており、日本から乗り継ぎなしでアクセスできる。
州内のニューアーク・リバティ国際空港(EWR)はユナイテッド航空が東京への直行便を運航しているため、日本から乗り継ぎなしでアクセスできる。ニューヨークのJFK・ラガーディアも利用しやすい立地だ。
ニュージャージー州の大学
学生数の多い 6 校 / 全 49 校
ニュージャージー州の大学一覧を見るラトガース大学
Rutgers University-New Brunswick 州立モントクレア州立大学
Montclair State University 州立ローワン大学
Rowan University 州立キーン大学
Kean University 州立ニュージャージー工科大学
New Jersey Institute of Technology 州立ラトガース大学ニューアーク校
Rutgers University-Newark 州立詳細ガイドのある大学(28校)
- ラトガース大学
- モントクレア州立大学
- ローワン大学
- キーン大学
- ニュージャージー工科大学
- ラトガース大学ニューアーク校
- ストックトン大学
- ニュージャージー大学
- トーマス・エジソン州立大学
- ウィリアム・パターソン大学
- シートンホール大学
- プリンストン大学
- ラマポ・カレッジ
- スティーブンス工科大学
- ベス・メドラシュ・ゴヴォハ
- ラトガース大学カムデン校
- モンマス大学
- ニュージャージー・シティ大学
- ライダー大学
- フェアリー・ディキンソン大学メトロポリタンキャンパス
- セイント・ピーターズ大学
- フェアリー・ディキンソン大学フローラム校
- フェリシアン大学
- コールドウェル大学
- ドリュー大学
- ジョージアンコート大学
- センテナリー大学
- セントエリザベス大学
ニュージャージー州出身の著名人
ニュージャージーは20世紀を代表する歌手や俳優を数多く生んだ、エンターテインメントの一大産地だ。
フランク・シナトラ
ブルース・スプリングスティーン
ホイットニー・ヒューストン
メリル・ストリープ
ジョン・ボン・ジョヴィ
バズ・オルドリン
ニュージャージー州の有名な観光地
ジャージーショア(Jersey Shore)大西洋岸
州の大西洋岸に連なるビーチ群。夏のリゾートとして親しまれ、ボードウォークやマリンスポーツが楽しめる。
アトランティックシティ(Atlantic City)アトランティックシティ
カジノとボードウォークで知られる海辺の観光都市。第1回ミス・アメリカ開催地でもある。
リバティ州立公園(Liberty State Park)ジャージーシティ
自由の女神とマンハッタンの摩天楼を対岸から望む公園。ニューヨーク港の絶景スポットとして人気。
プリンストン大学キャンパスプリンストン
ゴシック建築の美しいキャンパス。ナッソー・ホールは1783年に大陸会議が開かれた歴史的な建物だ。
よくある質問
ニュージャージー州は治安は大丈夫?
治安は都市部と郊外・大学町で差がある。ニューアークなど一部の大都市地区は都市相応の犯罪水準がある一方、プリンストンをはじめとする郊外のカレッジタウンは裕福で落ち着いた住環境だ。全米一の人口密度の州だけに地域ごとの性格がはっきり分かれるので、住むエリアを意識して選ぶとよい。
ニュージャージーの大学の学費は?生活費は高い?
留学生は原則「州外・国際学生」扱いで、州立ラトガース大学の州外授業料・諸費は約37,441ドル、NJITは約37,664ドル、私立プリンストン大学は約62,688ドル。ニューヨーク都市圏のため生活費は全米有数の高さだが、プリンストン大学は手厚い需給ベースの奨学金制度で知られる。
日本からニュージャージーへの直行便はある?
ある。州内のニューアーク・リバティ国際空港(EWR)はユナイテッド航空が東京(羽田・成田)への直行便を運航しており、日本から乗り継ぎなしでアクセスできる。ニューヨークのJFK・ラガーディアも利用しやすい立地だ。
ニュージャージーで強い学問分野は?
総合(プリンストン大学が全米総合ランキングで長年首位)、物理学・数学(プリンストン大学と高等研究所)、工学(NJIT)、製薬・バイオ(世界最大級の製薬ハブという立地)が特に強い。ニューヨーク都市圏の機会と両立できるのも魅力だ。
卒業後、ニュージャージーで就職しやすい?
ジョンソン・エンド・ジョンソンやメルクなど世界的製薬企業の本社が集積し、「世界の薬箱」と呼ばれる。ニューアークには金融のプルデンシャルもある。加えてニューヨーク市が通勤圏のため金融・コンサル・メディアの求人にもアクセスしやすい。就労ビザ(H-1B)の抽選制度に左右される点は他州と共通。
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