CT

コネチカット州

Connecticut

コンスティテューションステート

ニューイングランド地方の豊かな歴史と文化が息づく小さな州。世界最高峰の大学イェールを擁し、学術研究の中心地として名高い。ハートフォードは「保険の首都」として知られ、多くの保険会社が本社を置く。ニューヨークまで電車で約2時間、ボストンまで約1.5時間という立地で、週末には両大都市へのアクセスも容易。四季折々の美しい自然と、歴史的な街並みが魅力。

コネチカットはニューヨーク市とボストンの中間に位置するニューイングランドの小さな州だ。州都はハートフォード、最大都市はブリッジポートで、南西部のフェアフィールド郡はニューヨーク都市圏の一部として全米有数の高所得地域になっている。世界最高峰の私立イェール大学(Yale/ニューヘイブン)と、州立旗艦のコネチカット大学(UConn/ストーズ)が学びを支える。両大都市へのアクセスと、歴史ある街並み・四季の自然を兼ね備えた立地が魅力だ。

経済は保険・金融が象徴的で、州都ハートフォードは「世界の保険の都」と呼ばれ、エトナ、トラベラーズ、ザ・ハートフォードなど大手保険会社が本社を置く。航空宇宙のプラット・アンド・ホイットニーやシコルスキー、グロトンの潜水艦メーカー、フェアフィールド郡のヘッジファンド群も集積する。世界的なイェール大学の存在とあわせ、金融・保険・航空宇宙を志す留学生に厚い選択肢がある。

基本データ

州都 ハートフォード
最大都市 ブリッジポート
人口 約360万人
面積 14,357 km²
気候 湿潤大陸性気候(年間平均: 年間平均気温:8-12°C)
生活費 高い(全米平均の115-130%)
主要産業 金融、保険、製造業、ヘルスケア

大学データ統計

州立大 州内学費 中央値

$13,419

州内出身者のみ適用
州立 6 校のデータ

州立大 州外学費 中央値

$17,164

留学生はこの水準が目安
州立 6 校のデータ

私立大 学費 中央値

$49,075

私立は州内外で同額
私立 15 校のデータ

合格率 中央値

65%

合格率を公表する
19 校のデータ

卒業率 中央値

65%

6年以内の卒業率
22 校のデータ

卒業10年後 年収 中央値

$60,823

入学から10年後の中央値
21 校のデータ

※ コネチカット州 の4年制・非営利 全 24 校(私立 17 校 / 州立 7 校)から算出。項目ごとに数値を公表している学校数が異なるため、各タイルに母数を併記している。

教育環境

教育の特色

コネチカットは世界最高峰の私立と州立旗艦がそろう。私立のイェール大学(Yale)はアイビーリーグの名門で、法学・医学・演劇(ドラマスクール)などで世界をリードし、多数のノーベル賞受賞者やアカデミー・エミー・グラミー各賞の受賞者を輩出してきた。公立では州立旗艦のコネチカット大学(UConn)が看護学で全米有数、バスケットボールの強豪としても知られる。別系統のコネチカット州立大学システムにセントラル・コネチカット州立大学などがある。

留学生環境

ニューヨークとボストンの中間という立地から、留学生にとって都市の機会にアクセスしやすい州だ。留学生は原則「州外・国際学生」扱いで、州立コネチカット大学(UConn)の州外授業料・諸費は約43,712ドル。私立イェール大学は約67,250ドルと高額だが、必要額の100%を満たす需給ベースの手厚い奨学金制度で知られる。フェアフィールド郡など生活費が高い地域もあるが、大都市圏の学び・就職機会が魅力を支えている。

州立大学システム

コネチカットの公立大学は、州立旗艦のコネチカット大学(University of Connecticut=UConn/ストーズ)が中核で、州最大の在籍数を持つ研究大学だ。これとは別に「コネチカット州立大学(Connecticut State University)」システムがあり、セントラル、イースタン、サザン、ウェスタンの4大学で構成される。一方、アイビーリーグのイェール大学は私立で、これらの州立システムには含まれない世界最高峰の名門校だ。

主要な大学都市

ニューヘイブンNew Haven

イェール大学の本拠地で、州第3の都市。大学が最大の雇用主で、教育・医療(イェール・ニューヘイブン病院)を軸にした「州の文化の中心」を自称する。ニューヨークへ鉄道で約1.5時間。

ストーズStorrs

コネチカット大学(UConn)の本キャンパスがある大学町。ハートフォードの東約35kmの落ち着いた環境で、大学を中心とした学生生活が送れる。

ハートフォードHartford

「世界の保険の都」と呼ばれる州都。大手保険会社が集まり、マーク・トウェイン邸などの歴史的な見どころもある金融・保険の街。

評価の高い学問分野

総合(世界トップ級)

イェール大学(Yale)はアイビーリーグの名門で、あらゆる分野で世界最高峰。少人数教育の質と、多数のノーベル賞受賞者を輩出した研究力で知られる。

法学・医学

イェール・ロースクールとイェール医学部は世界屈指の評価を持ち、法律・医療分野をリードする。

演劇・芸術

イェールのドラマスクールは俳優・演出家を数多く輩出する名門で、演劇・芸術の分野で世界的な地位を占める。

看護・保健

州立コネチカット大学(UConn)の看護学が全米有数で、保険・医療産業の集積とあわせて医療系の学びに強い。

就職・キャリア環境

留学生の就職先候補が保険・金融・航空宇宙に集積している。州都ハートフォードは「世界の保険の都」で、エトナ、トラベラーズ、ザ・ハートフォードなど大手保険会社が本社を置く。航空宇宙のプラット・アンド・ホイットニーやシコルスキー、グロトンの潜水艦メーカー、フェアフィールド郡のヘッジファンド群もある。加えてニューヨーク市が通勤圏のため、都市の求人にもアクセスしやすい。

留学生のための実用ノート

Time Zone

時差・タイムゾーン

Eastern Time(UTC−5)。日本時間との差は −14 時間。家族との連絡や出願書類の締切確認時に意識する。

Tuition

州内生 vs 州外生 の学費差

米国の州立大学は 州内生(その州の住民)と州外生で年 2〜3 倍の学費差。留学生は 原則「州外生」扱い となる。Honors College で減免を狙う戦略も。

Career

OPT は連邦法、就職機会は州依存

OPT連邦移民法で全米共通。ただし実際の就職機会は州ごとに異なり、金融、保険、製造業、ヘルスケア 関連の職種を狙うのが現実的。

Travel

渡航と主要空港

日本からの直行便の有無は州により大きく違う。直行便がある主要空港(LAX / SFO / ORD / DFW / SEA / HNL / DTW / JFK / EWR / IAD など)に到着 → 国内線で目的地、というルートが一般的。

Transportation

鉄道でニューヨーク通勤圏

南西部のフェアフィールド郡は、メトロノース鉄道のニューヘイブン線でニューヨークのグランド・セントラル駅に直結し、NYC通勤圏に入る。州内はアムトラックやハートフォード線も走るが、全体としては車社会で、地方の移動には車があると便利だ。

Driving

運転免許

鉄道沿線ならニューヨークへも通えるが、州内の生活圏では車が便利な地域が多い。長期滞在で運転するならコネチカット州の運転免許取得を検討することになる。手続きの詳細は州の車両管理局(DMV)で確認するとよい。

生活環境(治安・気候・生活費)

治安

治安は地域差が大きい。ブリッジポートやハートフォードなどの都市部は歴史的に犯罪課題を抱えてきたが、ブリッジポートは近年犯罪率が大きく低下している。一方、フェアフィールド郡の富裕なタウンやストーズなどの大学町は概して落ち着いた環境だ。都市部では地区・時間帯を意識した行動を心がけるとよい。

気候

四季がはっきりした気候で、北部・内陸は寒く適度な降雪の冬、南部沿岸は比較的穏やかな冬になる。夏は高温多湿だ。年間降雪量は北部の高地で約1.5m、南東沿岸で50〜65cm程度と地域差がある。ニューイングランドらしい紅葉の美しさも魅力で、冬の防寒対策は必要になる。

生活費

生活費は地域差が大きい。ニューヨーク都市圏に属する南西部のフェアフィールド郡は全米有数の高所得・高コスト地域で、住宅費が高い。一方、それ以外の地域は中程度だ。どの地域で学ぶかによって生活費が大きく変わるため、住むエリアの選択が重要になる。

主要空港と日本からのアクセス

BDL

ブラッドリー国際空港

コネチカット州最大の空港で、ハートフォードとスプリングフィールドの中間にある。日本からの直行便はなく、ニューヨークやボストンの空港経由が現実的。

州内のブラッドリー国際空港(BDL)に日本からの直行便はない。ニューヨークの空港(JFK・ニューアーク)やボストン・ローガンで乗り継ぐルートが現実的で、コネチカットはこれら2大都市の中間に位置する。

コネチカット州の大学

学生数の多い 6 校 / 全 24 校

コネチカット州の大学一覧を見る

コネチカット州出身の著名人

コネチカットはハリウッドの名優から文学の巨匠まで、多彩な人物を生んでいる。

キャサリン・ヘプバーン

俳優
ハートフォード

グレン・クローズ

俳優
グリニッジ

ポール・ジアマッティ

俳優
ニューヘイブン

スーザン・コリンズ

作家(『ハンガー・ゲーム』)
ハートフォード

ハリエット・ビーチャー・ストウ

作家(『アンクル・トムの小屋』)
リッチフィールド

ノア・ウェブスター

辞書編纂者
ウェストハートフォード

コネチカット州の有名な観光地

ミスティック・シーポート博物館ミスティック

全米最大の海事博物館。19世紀の港町を再現し、現存唯一の木造捕鯨船チャールズ・W・モーガン号などを展示する。

イェール大学キャンパスニューヘイブン

ゴシック建築の美しいキャンパスと、豊富な美術館・図書館を擁する世界的名門。歴史的な街並みとともに見学できる。

マーク・トウェイン邸ハートフォード

『トム・ソーヤーの冒険』などを執筆したマーク・トウェインの邸宅。19世紀の華やかな内装が保存されている。

フォックスウッズ・リゾート・カジノレダイアード

先住民ピクォート族の居留地にある巨大カジノリゾート。かつて世界最大級と称された規模を誇る。

よくある質問

コネチカット州は治安は大丈夫?

治安は地域差が大きい。ブリッジポートやハートフォードなどの都市部は歴史的に犯罪課題を抱えてきたが、ブリッジポートは近年犯罪率が大きく低下している。フェアフィールド郡の富裕なタウンやストーズなどの大学町は概して落ち着いた環境だ。都市部では地区・時間帯を意識するとよい。

コネチカットの大学の学費は?

留学生は原則「州外・国際学生」扱いで、州立コネチカット大学(UConn)の州外授業料・諸費は約43,712ドル。私立イェール大学は約67,250ドルと高額だが、必要額の100%を満たす需給ベースの手厚い奨学金制度で知られる。南西部のフェアフィールド郡は生活費が全米有数に高い。

日本からコネチカットへの直行便はある?

ない。州内のブラッドリー国際空港(BDL)に日本直行便はなく、ニューヨークの空港(JFK・ニューアーク)やボストン・ローガンでの乗り継ぎが現実的。コネチカットはこの2大都市の中間に位置し、鉄道でのアクセスも良い。

コネチカットで強い学問分野は?

総合(イェール大学がアイビーリーグの世界最高峰)、法学・医学(イェール・ロースクールと医学部が世界屈指)、演劇・芸術(イェールのドラマスクール)、看護・保健(州立コネチカット大学)が特に強い。世界的名門と保険・医療産業の集積が学びを支えている。

卒業後、コネチカットで就職しやすい?

「世界の保険の都」ハートフォードのエトナ・トラベラーズなどの保険大手、航空宇宙のプラット・アンド・ホイットニーやシコルスキー、フェアフィールド郡のヘッジファンドなどがある。ニューヨーク市も通勤圏のため都市の求人にもアクセスしやすい。専攻分野の実務研修(OPT)先を選びやすい。就労ビザ(H-1B)の抽選制度に左右される点は他州と共通。