2021年9月にチャップマン大学システムから分離し、マサチューセッツ大学(UMass)システムへ移管された University of Massachusetts Global は、起源を1958年のチャップマン大学による米軍基地内教育プログラム(カリフォルニア州 El Toro 海兵隊航空基地)に持つ、オンライン中心の私立大学です。
本部はカリフォルニア州アリソビエホに置かれ、長く「Brandman University」として運営されてきましたが、2009年の Joyce and Saul Brandman Foundation の寄付による改称を経て、2021年に現名称となりました。UMass 本体(マサチューセッツ州立大学)とは別法人 ですが、UMass Board of Trustees との統治上の連動があり、Chapman からは10年間で9,600万ドル、Irvine キャンパスは3,700万ドルで買い取って独立しました。
教育・ビジネス・芸術科学・継続教育の4学部体制で、55以上の学位・資格・プロフェッショナルプログラムを提供しています。独自カリキュラムモデル iDEAL(Instructional Design for Engaged Adult Learning) を採用し、成人学習者向けの設計思想がカリキュラムの根幹に置かれています。また 全教員が non-tenured(テニュアトラック制を持たない)という珍しい人事構造を取っています。
米軍関係者向けには歴史的に強く、Military Times の「Best for Vets」常連校としての評価を得ています。学位プログラム履修者と継続教育受講者を合わせて1万人を超える規模で、社会人学習者・退役軍人の比率が高い構成です。
留学生にとってはオンライン中心の構成上、F-1 ビザでの留学を主眼とする場合は履修可能単位数の制約に注意が必要です。米国国内で働く社会人、特に軍人・退役軍人のキャリア再構築に特化した進学先と言えます。