Study in Canada

カナダ大学留学ガイド

公立中心で教育水準が平準的に高く、学士を卒業すれば分野を問わず3年のPGWP(卒業後就労許可)が視野に入る。co-op(有給インターンシップ)を学位に組み込める国でもある。一方で、受入上限(cap)の導入など移民政策は毎年動いている。本ガイドは2026年7月時点の一次情報で、制度・費用・Study Permit(就学許可証)・入学ルートの全体像を整理する。

QS世界トップ40
3校
学士卒のPGWP
3年
学士課程
通常4年

Country Information

基本情報

首都
Ottawa
通貨
カナダドル CAD $
公用語
英語 / フランス語
タイムゾーン
UTC-08:00 to UTC-03:30
車両通行
右側通行
面積
10 百万 km²
国旗
Canada国旗
国章
Canada国章

Source: REST Countries API

Summary

このページの要点

時間がない人はここだけ読めば、カナダ大学留学の全体像が掴める。

  1. 01

    教育は州の管轄で、公立大学が中心

    連邦の教育省は存在せず、10州3準州が各自で大学を運営する。公立中心のため大学間の質のばらつきが小さい。学士は通常4年制・9月入学。

  2. 02

    学士卒なら分野を問わず3年のPGWP(卒業後就労許可)

    2年以上の大学課程を卒業すれば3年の就労許可が取得でき、大学の学士・修士・博士には専攻分野の制限が適用されない(2026年7月時点。英語力CLB 7が条件)。

  3. 03

    学費は年約CAD 3万〜7万。資金証明は年CAD 22,895+初年度授業料

    留学生の学部授業料は大学・専攻差が大きい。Study Permit(就学許可証)には2025年9月以降、単身で年CAD 22,895の生活費証明(ケベック州外)が求められる。

  4. 04

    co-op(有給インターンシップ)を学位に組み込める

    ウォータールー大学をはじめ有給実務を課程に組み込む文化が根付く。2026年4月からは別途の就労許可も不要になり、学期中は週24時間までのアルバイトも可能。

  5. 05

    日本の高卒から直接入学が基本。ただし移民政策の変化に注意

    Foundation(大学準備課程)は原則不要で、高校成績+IELTS 6.5程度の書類審査。一方でPAL(州発行の証明書)や受入上限(cap)など、制度は毎年変わる。

01

Education System

制度の基礎

カナダには連邦の教育省が存在しない。この一点が、他国との最大の違いを生む。

カナダの教育は憲法上、州・準州の専権事項だ。アメリカの連邦教育省にあたる組織はなく、10の州と3つの準州がそれぞれ大学制度を運営し、州をまたぐ調整はCMEC(カナダ教育担当大臣協議会)が担う。学費も入学要件も奨学金も、まず「どの州の大学か」で枠組みが決まる。

もう一つの特徴が公立中心であることだ。たとえばオンタリオ州の大学は「publicly assisted universities」19校が中核で、私立大学はごく少数にとどまる。アメリカのように私立トップ校と無名私大が混在する構造ではないため、主要大学間の教育水準のばらつきが小さく、「どこに行っても一定水準以上」という安心感がカナダの強みになっている。

  • 学位制度 学士は通常4年制(一部の州に3年制のgeneral degreeもある)。修士・博士へ進む場合も4年制学士が標準的な前提となる。
  • 学年暦 2学期制が基本。Fall Term(9〜12月)とWinter Term(1〜4月)で構成され、9月入学が標準。サイモンフレーザー大学(SFU)のように3学期制をとる例外もある。
  • ケベック州の特殊性 ケベック州はCEGEP(大学前教育機関)を経由する3年制学士という独自制度を持つ。日本の高卒からマギル大学に進む場合は「U0(Freshman year)」1年+学士3年の計4年となり、実質的に他州と同じ4年で卒業できる。
  • 公用語と学習言語 英語・フランス語の2言語国家。マギル大学のようにケベック州にありながら英語で学位を取れる大学もあれば、オタワ大学のように英仏バイリンガル教育を掲げる大学もある。

02

Universities

主要大学ダイジェスト

QS世界ランキング2026ではマギル・トロント・UBCの3校がトップ40に入る。

QS世界ランキング2026(2025年6月発表)では、マギル大学が27位で国内1位となり、トロント大学(29位)を逆転した。最新の2027年版でもマギル大学は世界30位で国内1位を維持している(トロント大学32位、UBC 45位、ウォータールー大学113位)。以下の順位は12校を同一版で比較するため2026年版で統一する。以下、主要12校を留学生向けの視点でまとめる。授業料は2025-26年度の留学生学部授業料(tuitionのみ・年額換算)で、専攻による幅が大きい点には注意が必要だ。各校の詳細データはカナダの大学一覧で比較できる。

  1. QS 29

    トロント大学

    オンタリオ州トロント

    カナダ最大規模の総合研究大学。工学部のPEY Co-op(12〜16ヶ月の有給実務)が看板。授業料は年$48,090(音楽)〜$70,060(工学)、文理学部は$63,570。

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  2. QS 27

    マギル大学

    ケベック州モントリオール

    QS国内1位の英語系名門。入学時の授業料が卒業まで固定されるguaranteed tuitionが特徴。$29,560(教育学等)〜$69,599(商学部)、文学部は約$49,000。

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  3. QS 40

    ブリティッシュコロンビア大学(UBC)

    BC州バンクーバー

    単位課金制(BA $1,701.16〜BCom $2,201.24/単位)で年約$51,000〜66,000。値上げ幅を年3%までに抑える保証付き。

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  4. QS 119

    ウォータールー大学

    オンタリオ州ウォータールー

    世界最大級のco-opを擁し、6年連続でQS国内トップ5。参加学生26,000人以上・雇用主8,000社以上・120以上の全専攻で最大2年の実務を積める。約$54,000(理学)〜$75,000(工学)※諸経費込み2ターム見積り(2026-27)。

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  5. QS 94

    アルバータ大学

    アルバータ州エドモントン

    QS94位は2018年以降で最高。機械学習研究機関Amiiを擁し、Engineering Co-opは最大20ヶ月。Fall 2026入学の保証授業料は年$39,232.80(文学部)〜$49,952.40(土木工学)。

  6. QS 151

    ウェスタン大学

    オンタリオ州ロンドン

    Ivey Business School(HBA)はケースメソッド教育の名門。HBAは3年次から入る「2+2」構造で、その2年間は年約$93,000と例外的に高額。一般学部は約$46,000〜62,000。

  7. QS 173

    マクマスター大学

    オンタリオ州ハミルトン

    医学・Health Sciencesの名門で、PBL(問題基盤型学習)発祥の地とされる。約$43,000〜62,000。

  8. QS 191

    クイーンズ大学

    オンタリオ州キングストン

    Smith School of BusinessのCommerceはカナダ最難関級。QUIPで12〜16ヶ月の有給インターンも可能。約$55,000(文理)〜$67,000(Commerce)。

  9. QS 211

    カルガリー大学

    アルバータ州カルガリー

    年約$30,800〜41,500と、主要校の中では学費を抑えやすい選択肢。

  10. QS 219

    オタワ大学

    オンタリオ州オタワ(首都)

    世界最大の英仏バイリンガル大学(公式)。フランス語で学ぶ留学生向けの授業料減免制度がある。年約$43,300〜55,700。

  11. QS 308

    サイモンフレーザー大学(SFU)

    BC州バーナビー(バンクーバー都市圏)

    3学期制でco-opが充実。年約$36,400〜43,000。

  12. QS 358

    ビクトリア大学(カナダ)

    BC州ビクトリア(州都)

    学生の56%がco-opに参加(公式)。工学・ビジネスはco-op必修。海洋科学(Ocean Networks Canada運営)に強み。$35,448(一般)〜$47,225(工学)。オーストラリアのVictoria Universityとは別の大学。

03

Costs

費用 — 学費と生活費

留学生の学部授業料は年約CAD 3万〜7万。「どの大学の、どの専攻か」で倍以上変わる。

2025-26年度の留学生学部授業料(tuitionのみ)は、カルガリー大学の約$30,800からトロント大学工学部の約$70,060まで大きな幅がある(ウォータールー大学のように諸経費込みの2ターム見積りで学費を公表する大学もあるため、比較の際は基準を揃えたい)。傾向としては、文系より工学・商学が高く、トロント・UBC・マギルなどのトップ校ほど高い。ウェスタン大学のIvey HBA(約$93,000)のような例外的高額プログラムもある。授業料に加えてancillary fees(学生会費・UHIP等の保険・バスパス)が年$1,500〜2,500程度かかり、授業料自体も毎年3〜8%ほど値上がりする前提で資金計画を立てたい。留学費用全般の考え方は留学費用ガイドも参考になる。

3都市の生活費(大学公式試算)

都市(大学) 住居・食費の公式試算 備考
トロント(トロント大学) 寮+ミールプラン 年$13,645〜37,848(2025-26・工学部試算) UHIP保険 $792/年、諸費$2,204、教科書$1,500〜2,000超
バンクーバー(UBC) 住居+食費 on-campus 年$23,425 / off-campus 年$27,438 交通費 $3,150/年。1年生の寮+ミールプランは8ヶ月で約$12,000〜14,500が典型
モントリオール(マギル大学) 寮 月$680〜1,800 + 必修ミールプラン 年$6,150 3都市で最も生活費が低い。州基準の単身生活費は年$24,617

04

Study Permit

Study Permit(就学許可証)

6ヶ月を超える就学にはStudy Permit(就学許可証)が必須。近年は要件の変化が激しい。

カナダで6ヶ月を超えるプログラムに在籍するには、IRCC(カナダ移民・難民・市民権省)が発行するStudy Permitが必要だ。日本国籍はビザ免除国のため訪問ビザ(TRV)は不要で、Study Permitが承認されるとeTA(電子渡航認証・$7)が自動発給され、permit本体は入国時に発行される。ここ数年は資金証明額の引き上げ、PAL(州発行の証明書)の導入、受入上限(cap)の設定と、制度変更が続いている。以下は2026年7月時点の情報であり、申請前のIRCC公式サイトでの最新要件の確認が必須だ。

  • 申請料 申請料 $150/人 + バイオメトリクス(生体認証)$85/人。
  • 資金証明 — 年CAD 22,895+初年度授業料 2025年9月1日以降の申請では、ケベック州外の単身で年$22,895の生活費(従来の$20,635から引き上げ)に加え、初年度授業料と渡航費に相当する資金の証明が求められる。証明は最初の1年分でよい。低所得基準(LICO)の75%に連動して毎年改定される。ケベック州は別基準で、18歳以上の単身は年$24,617(2026年1月1日以降)。
  • PAL(Provincial Attestation Letter / 州発行の証明書) 2024年に導入された添付書類。海外から新規申請する学部留学生は2026年も必要とされる。合格した大学の案内に従って取得する。2026年1月1日以降、公立大学の修士・博士課程はPAL不要となった。
  • 受入上限(cap)の存在 カナダは2024年から留学生の受入数に上限を設けている。2026年はPAL対象の申請受付上限が309,670件、発給見込みは最大408,000件と、2025年比で7%減、2024年比では16%減の水準だ。「誰でも入れる国」ではなくなりつつある現実は正直に踏まえておきたい。

05

Work After Graduation

卒業後就労 — PGWP(卒業後就労許可)

大学の学士を卒業すれば、分野を問わず3年間の就労許可が視野に入る。

PGWP(Post-Graduation Work Permit / 卒業後就労許可)は、カナダの高等教育機関を卒業した留学生に与えられるオープンな就労許可だ。カナダ留学の最大の実利がここにある。2024年以降、カレッジのディプロマ課程には「人手不足分野に限る」というfield of study(専攻分野)要件が課されるようになったが、大学の学士・修士・博士の卒業生にはこの分野要件が適用されない(2026年7月時点)。つまり4年制学士を卒業すれば、文系・理系を問わず3年間のPGWPが取得できる制度設計になっている。

  • 期間 — 2年以上の課程で3年 2年以上の課程を修了すると3年のPGWPが得られる。4年制学士はこれに該当する。修士は8ヶ月以上の課程であれば、課程の長さに関係なく3年。
  • 言語要件 — CLB 7 2024年11月1日以降の申請では、大学の学士・修士・博士卒はCLB 7(英語4技能)の証明が必要。カレッジ課程はCLB 5。
  • 申請期限 — 修了確認から180日以内 成績・修了の正式確認を受けてから180日以内に申請する。卒業直後の手続きとして忘れずに押さえたい。
  • 分野要件の扱い 分野リストの対象はカレッジ等のディプロマ課程のみで、2026年はリストが凍結されている。ただし移民政策は毎年動くため、卒業時点のルールをIRCC公式で確認するのが前提だ。

06

Co-operative Education

co-op — 学位に組み込む有給実務

在学中に最大2年の有給実務経験を学位の一部として積める。カナダ独特の強みだ。

co-op(コーオプ)は、学位課程に正式に組み込まれた有給就労タームを指す。学期と就労タームを交互に繰り返し、卒業時には職歴と貯蓄とプロフェッショナルの人脈を持って労働市場に出られる。制度上は「実務がプログラム全体の50%以下」であることが条件だ。ウォータールー大学(参加学生26,000人以上・雇用主8,000社以上・120以上の全専攻)が世界最大級として知られるほか、ビクトリア大学(カナダ)は学生の56%がco-opに参加し、トロント大学工学部のPEY Co-opやクイーンズ大学のQUIPのように12〜16ヶ月の長期実務を提供する大学もある。

  • 2026年4月からの大きな変更 2026年4月1日以降、高等教育機関の留学生は別途のco-op work permitが不要になった。有効なStudy Permit、co-opが必修であることの確認書、50%ルールの充足、フルタイム在籍の4条件で就労できる(2026年7月時点)。
  • 学期中のアルバイト — 週24時間 co-opとは別に、学期中のオフキャンパス就労が週24時間まで認められている(2024年11月8日に20時間から拡大)。休暇期間はフルタイム就労が可能。
  • 費用面の注意 co-opは無料ではない。たとえばウォータールー大学ではco-opターム中にco-op fee(約$800/ターム)がかかる。それでも有給就労の収入で生活費の相当部分を賄える設計だ。

07

Admissions

入学ルート — 日本の高卒から直接入学

カナダは日本の高校からの直接入学が基本。Foundation(大学準備課程)は原則不要だ。

イギリスやオーストラリアの一部大学と違い、カナダの主要大学は日本の高等学校卒業資格をそのまま入学資格として認めている。トロント大学は国別要件に日本の「高等学校卒業証明書」を明記し、マギル大学は「高校成績で審査。最低B+相当、多くはそれ以上」と公表、UBCは12年制課程の修了とGrade 11/12レベルの英語で70%以上を求める。統一入学試験はなく、高校の成績を軸にした書類審査で合否が決まる。つまり日本の高校での評定が、そのまま出願競争力になる。

英語力要件(学部直接入学・公式最低ライン)

大学 IELTS TOEFL iBT
UBC 6.5(各セクション6.0) 90
トロント大学 6.5(各セクション6.0) 89
マギル大学 6.5(各セクション6.0) 90(Managementは100)

※ TOEFLは2026年1月21日の受験分から新しい6点満点スケールへ移行したため、受験日によって基準の表記が変わる。最新の換算は各大学の公式ページと英語試験ガイドで確認できる。

出願の実務 — OUAC(オンタリオ州共通出願)

  • OUACの105出願 オンタリオ州の大学はOUAC(Ontario Universities' Application Centre)経由で出願する。海外の高校からは「105」という区分を使い、1アカウントで複数大学に同時出願できる。出願料は基本$156(3choice込み)+追加1choiceごとに$50とされる(出願前にOUAC公式で要確認)。トロント大学は別途、国際生出願料$192がかかる。
  • 他州の出願 BC州(UBC・SFU・UVic)やケベック州(マギル)などは大学ごと・州ごとの窓口から出願する。締切・必要書類は大学単位で確認するのが確実だ。
  • Foundation・パスウェイが要らない意味 準備課程1年を挟まずに学士4年へ直行できるため、時間と費用の両面でロスが小さい。英語力が最低ラインに届かない場合のみ、条件付き入学や英語課程を検討することになる。

08

Scholarships

奨学金

フルカバー型はごく少数の狭き門。日本側の奨学金と組み合わせて設計する。

カナダの大学はアメリカの私立トップ校ほどneed-based aid(経済状況に応じた援助)が厚くない。その中で例外的に手厚いのが、以下のフラッグシップ奨学金だ。いずれも学校推薦が絡む選抜制で、「出願すれば貰える」類のものではない。現実的には、日本側の給付型奨学金を軸に据え、カナダ側の奨学金は上振れ要素として考えるのが堅実だ。自動選考の大学奨学金や応募タイムラインまで含めた詳細はカナダ留学 奨学金ガイドにまとめている。

  • Lester B. Pearson International Scholarship(トロント大学) 授業料・教科書・諸費・寮費を4年間フルカバーする看板奨学金。採用は年約37名で、高校からの直接進学者のみ・学校推薦制(1校1名)。
  • UBC International Scholars Program need+merit型の4アワード群(Karen McKellin International Leader of Tomorrow Award等)。経済的必要度に応じて学費+生活費の全額までカバーし得る。学校または非営利団体の推薦が必要。
  • York University - President's International Scholarship of Excellence 総額$180,000($45,000×4年)などの大型メリット奨学金を設ける大学もある。
  • 日本側の奨学金 JASSO海外留学支援制度(学部学位取得型)はカナダが区分Aで月額352,000円。柳井正財団の海外奨学金はカナダの場合、合格型のみ対象(予約型は対象外)。笹川平和財団の奨学金は米英向けでカナダは対象外。

FAQ

よくある質問

日本の高校からカナダの大学に直接入学できる?
できる。主要大学は日本の高等学校の成績にもとづく書類審査で合否を判定し、Foundation(大学準備課程)は原則不要だ。トロント大学は国別要件に日本の「高等学校卒業証明書」を明記し、マギル大学は最低B+相当(多くはそれ以上)の高校成績を求めると公表している。統一入学試験はない。
学費は年間いくらかかる?
留学生の学部授業料(tuitionのみ)は2025-26年度でおおむね年CAD 3万〜7万。カルガリー大学の約3万CAD台からトロント大学工学部の約7万CADまで、大学と専攻による差が大きい。別途ancillary fees(学生会費・保険・バスパス等)が年CAD 1,500〜2,500程度かかり、授業料は毎年3〜8%程度値上がりする傾向にある。
Study Permit(就学許可証)の資金証明はいくら必要?
2026年7月時点で、2025年9月1日以降の申請にはケベック州外の単身で年CAD 22,895の生活費に加え、初年度の授業料と渡航費に相当する資金証明が必要とされる。証明は最初の1年分でよい。金額は毎年改定されるため、申請前にIRCC(カナダ移民・難民・市民権省)公式サイトで最新額を確認したい。
PGWP(卒業後就労許可)は何年取得できる?
大学の2年以上の課程(4年制学士を含む)を卒業した場合は3年間。2026年7月時点のルールでは、大学の学士・修士・博士の卒業生には専攻分野の制限(field of study要件)が適用されない。英語力CLB 7(4技能)と、修了確認から180日以内の申請が条件となる。
co-op(有給インターンシップ)に別途の就労許可は必要?
2026年4月1日以降、高等教育機関の留学生は別途のco-op work permitが不要になった。有効なStudy Permitを持ち、co-opが課程の必修であることの確認書があり、実務が課程全体の50%以下でフルタイム在籍していれば就労できる。学期中のオフキャンパス就労も週24時間まで認められている(2026年7月時点)。
必要な英語力はどのくらい?
主要大学の学部直接入学は、IELTS 6.5(各セクション6.0)またはTOEFL iBT 90前後が公式の最低ラインだ。UBC・トロント大学・マギル大学の3校はいずれもIELTS 6.5(各6.0)を最低要件としている。最低点で合格が保証されるわけではなく、余裕のあるスコアが望ましい。
PAL(州発行の証明書)とは?学部留学でも必要?
PAL(Provincial Attestation Letter)は2024年に導入された州発行の証明書で、Study Permit申請時の添付書類だ。2026年7月時点で、海外から新規に申請する学部留学生にはPALが必要とされる。取得は合格した大学の案内に従って進める。なお2026年1月1日以降、公立大学の修士・博士課程はPAL不要となった。

References

参照元

  1. 01
    IRCC - Study permit(カナダ移民・難民・市民権省) 就学許可証の申請要件・料金・資金証明の一次情報
  2. 02
    IRCC - Work after graduation(PGWP) 卒業後就労許可の資格要件・期間・申請期限
  3. 03
    CMEC(カナダ教育担当大臣協議会) 州管轄のカナダ教育制度に関する公式情報
  4. 04
    University of Toronto - Future Students トロント大学の国別入学要件・授業料・奨学金
  5. 05
    UBC - Undergraduate Programs and Admissions UBCの入学要件・費用・International Scholars
  6. 06
    McGill University - Undergraduate Admissions マギル大学の入学要件・授業料
  7. 07
    University of Waterloo - Co-operative Education 世界最大級のco-opプログラムの公式情報
  8. 08
    OUAC(Ontario Universities' Application Centre) オンタリオ州の大学共通出願窓口(海外からは105出願)

※ 2026 年 08 月 時点の情報。最新は各公式サイトでご確認ください。

Next Step

カナダの大学を、データで比べる

制度の全体像を掴んだら、次は大学ごとの比較だ。
College Spark でカナダの大学を横断して調べられる。