アラスカ大学サウスイースト校(UAS)は1987年7月1日に University of Alaska Juneau・Ketchikan Community College・Islands Community College(Sitka)の3校統合により創立された、アラスカ州都ジュノーを本拠とする州立大学です。アラスカ大学システム(UA System)3校の中で最も新しく最も小規模なキャンパスで、米国でも稀有な「南東アラスカの島嶼地域に立地する大学」という独自の地位を持ちます。
最大の特徴は、米国大学では極めて稀有な「米国・カナダ国境の島嶼地域立地」と、アラスカ Coastal Rainforest(沿岸温帯雨林)の自然環境を活かした研究教育です。Alaska Coastal Rainforest Center を運営し、University of the Arctic(北極大学コンソーシアム)と研究提携を持つ、北極・亜寒帯地域研究の米国大学拠点の一つとなっています。スポーツチームのニックネームは「Humpback Whales(ザトウクジラ)」という米国大学では極めて稀有な海洋生物マスコットで、ジュノー周辺で世界的に有名なザトウクジラ観察にちなんでいます。学生新聞『Whalesong』は2023年にポッドキャスト形式に移行した米国大学メディアの先進事例です。
公立大学として州内学費は抑えられており、州外学生・留学生向けには成績に応じた段階的な merit-based 奨学金が用意されています。アラスカ州民向けには Alaska Performance Scholarship など独自援助プログラムもあるため、出願前に詳細を確認するとよいでしょう。
ジュノーはアラスカ州都・米国大陸唯一の道路で通じない州都で、シアトルから飛行機で約2時間、Anchorage(アラスカ州最大都市)から飛行機で約1時間というアクセスです。海洋学・沿岸雨林研究・北極研究・観光業を学びたい学生、特に米国大学で稀有な島嶼地域立地で自然環境研究をしたい学生に向いた稀有な公立大学です。