公民権運動の歴史と深く結びついた、ウェストバージニア州インスティテュートの歴史的黒人大学(HBCU)がウェストバージニア州立大学です。1891年に第二モリル法に基づく黒人向け公的土地付与大学の一つとして West Virginia Colored Institute の名で創設され、1954年のブラウン対教育委員会判決後に最初期に desegregation を進めた HBCU として「A Living Laboratory of Human Relations」の標語を掲げた経緯を持ちます。
中核プログラムは生物工学・教育学・刑事司法・ナーシング・経営・コミュニケーションで、第二次大戦期にはタスキーギ・エアメンの訓練に関わった航空プログラムを擁し、ROTC からは多数の将官を輩出してきた軍事教育の伝統も継いでいます。Gus R. Douglass Land-Grant Institute を通じた農学・研究教育も運営する land-grant 校としての性格が、他の小規模 HBCU と異なる点です。
立地はチャールストン都市圏のカナワ・バレーで、州都の州政府機関・化学工業拠点と連動した実習・就職機会に近い環境です。アスレチックは NCAA ディビジョン II の Mountain East Conference に Yellow Jackets として参加しています。
評判は HBCU 全国ネットワークの一員として、特に STEM 分野とパブリックサービスへの人材輩出で知られます。卒業後の進路は州内の教育・行政・医療職、軍関連、化学・エネルギー産業への就職が中心です。難易度は出願ハードルが比較的開かれている水準で、州内学生への学費優遇が手厚く設定されています。奨学金は HBCU 向けの連邦・州ファンド、land-grant 校としての農学・STEM 関連奨学金、ROTC スカラシップなどが組み合わせ可能なため、自分の関心分野に合致する支援制度を出願前に整理しておくと有利です。