1933年に「Lancaster School of the Bible」として創設されたランカスター聖書カレッジは、ペンシルベニア州ランカスター郊外マンハイム・タウンシップに109エーカーのキャンパスを構える非宗派系の福音主義キリスト教大学です。聖書と神学を全学生の学びの中核に据える「Bible College」型の教育機関であり、聖書を専攻・副専攻に必ず組み込むカリキュラム設計が他の総合大学との大きな違いです。
学部レベルでは聖書・神学・カウンセリング・教育・ビジネス・社会福祉・音楽など、ミニストリーと結びつく専攻を中心に提供し、大学院では Bible、Ministry、Counseling、Education を中心とする修士・博士課程(PhD、EdD、DMin)まで揃えています。ダウンタウンランカスターの1912年築 Beaux-Arts 建築 Trust Performing Arts Center を運営しており、地域の文化発信拠点としての役割も担っています。卒業式で全員に「足を洗うタオル(foot washing towel)」を授与する伝統は、奉仕の精神を象徴する独特の儀式として知られています。
ランキングは U.S. News では地域大学 North 部門に位置づけられ、神学・聖書教育の専門校群の中で評価される大学です。難易度は中程度で、学業成績に加えて信仰告白文や牧師推薦が出願プロセスの中心となります。奨学金は成績ベースの merit 奨学金、教会・宣教師家庭向け奨学金、退役軍人向け制度などが用意されていますが、聖書専攻の必修要件と連動した条件設定もあるため、留学生は対象範囲と授業形態を公式で確認するとよいでしょう。卒業後の進路は牧師・宣教師・キリスト教カウンセラー・神学教員・教会音楽・キリスト教学校教員といったミニストリー職が中心です。福音主義の信仰に基づくキャリアを目指す人に明確に向いた大学です。