グローブシティ・カレッジは1876年に Pine Grove Normal Academy として創立され、1884年に現名称となった、ペンシルベニア州グローブシティを本拠とする私立保守的キリスト教系リベラルアーツ大学です。米国でも極めて稀少な「連邦政府からの資金を一切受け取らない大学」として知られ、Pell Grant・連邦学生ローンプログラムから1988年に完全撤退した独立性の高い保守キリスト教大学です。
最大の特徴は、創立以来一貫した「政府介入を排した独立教育」という稀有な教育理念です。1984年の最高裁判決(Grove City College v. Bell)で連邦補助金を受ける大学が連邦差別禁止法の対象となることが確定すると、Grove City は連邦補助金を完全に拒否してオーストリア学派経済学・古典リベラルアーツ・保守キリスト教思想に基づいた独自カリキュラムを維持してきました。Foundation for Economic Education 元会長ローレンス・リード、Institute for Justice 共同創設者スコット・ブロック、元米連邦副司法長官ポール・マクナルティ(後に Grove City 学長)など、米国保守政治・自由主義経済思想分野で著名な卒業生を輩出しています。
私立大学として学費はある程度高めですが、連邦補助金を受けない代わりに大学独自の merit-based 奨学金と need-based 援助で授業料を比較的低く抑えており、コストパフォーマンスの良さで知られています。出願前に Financial Aid Office で利用可能な奨学金を確認するとよいでしょう。
グローブシティはピッツバーグから車で約1時間のペンシルベニア州西部の人口約8千人の小都市で、典型的な米国大学タウンの雰囲気を持ちます。リベラルアーツ・経済学・キリスト教思想・ビジネスを学びたい学生、特にオーストリア学派経済学や保守キリスト教の伝統的環境を重視する学生に向いた独自路線の中堅キリスト教系大学です。