1910年にジェームズ・E・シェパード博士によって、ノースカロライナ州ダーラムで National Religious Training School and Chautauqua for the Colored Race として創立された公立 HBCU(歴史的黒人大学)です。1925年に4年制大学へ拡充された際、「全米初の州立の黒人向けリベラルアーツ大学」となりました。1972年に North Carolina 大学システムへ統合され、2010年代以降は HBCU の中でも特に州との結びつきが強い研究系大学として位置づけられています。Eagles の愛称、135エーカーのキャンパスは National Register of Historic Places に登録されています。
学術面で NCCU を特徴づけるのは、HBCU で唯一の公立法科大学院 NCCU School of Law の存在と、Julius L. Chambers Biomedical Biotechnology Research Institute(公民権弁護士の名を冠した生物医学研究機関)を中心にしたバイオテクノロジー研究の集積です。BRITE(Biomanufacturing Research Institute and Technology Enterprise)はバイオ製造業界との産学連携拠点となっており、創薬・遺伝子医療分野での研究を行っています。School of Library and Information Sciences は HBCU 唯一の認証 library science 大学院でもあり、図書館学・情報科学分野での全米的なプレゼンスを保持しています。
ランキングでは HBCU カテゴリで上位グループに評価されることが多く、評判を測るうえでは総合順位だけでなく HBCU 内での位置づけや、ロースクール・バイオテクノロジー・library science といった看板分野での実績を確認するのがおすすめです。難易度は HBCU の中では中位、ロースクール入学は学部とは別の高い基準が設定されています。HBCU 向けの連邦・州レベルの奨学金枠、UNC システム加盟校としての制度に加え、独自の merit-based 奨学金もあるため、出願前に最新条件を確認しておくとよいでしょう。
卒業後の進路は、法曹界、公共政策、バイオテクノロジー、行政、エンターテインメントなど多岐にわたります。アトランタ初の黒人市長やノースカロライナ州知事、Vogue 編集者などを輩出してきた人脈の厚さは HBCU の中でも際立っています。アフリカ系アメリカ人の歴史と文化に根ざした学術環境で学びたい人、特に法律・バイオ・図書館情報学を専門にしたい人に向いた大学です。