Personal Information
内容: 名前・住所・連絡先・性別・人種・市民権
留学生向け Tip: Optional(任意)の項目もすべて入力する方が有利。人種は留学生は「Non-resident」 で OK。
Common Application Guide 2026
ハーバードもスタンフォードも、1 つのアカウント から出願できる。
留学生向けに、登録から提出までを完全解説。
Summary
時間がない人はここだけ読めば、Common App の全体像が掴める。
1 つのアカウント から、ハーバード・スタンフォードを含む 900 校以上に同時出願できる。基本情報・エッセイは 1 度入力すれば全大学に共通。
アカウント作成・Profile 入力・エッセイ提出まで すべて無料。出願料($50〜$80/校)は各大学に提出する時のみ発生。
Profile(基本情報・家族・教育歴)+ Activities(課外活動 10 個)+ Essay(650 words の自己 PR) がメイン。これに各大学の Supplemental Essay が加わる。
Counselor・教師 をメールで招待すると、彼らが直接 Common App にログインして推薦状を提出する。書類の郵送は不要。
Coalition for College(一部大学)/ UC Application(カリフォルニア大学全 9 キャンパス専用)/ 各大学独自の願書 も併用される。
01
Account Setup
commonapp.org で 5 分 で完了。出願年の 8 月 1 日以降に登録。
Common App のアカウント作成は シンプルだが「最初の意思決定」が後の工程を左右する。特に登録時に選ぶメールアドレスは、出願期間の 1 年以上、推薦者からの連絡や大学からの合否通知すべての受信窓口 になる。学校のメールアドレスは卒業後に使えなくなるリスクがあるので、Gmail などの個人アドレスが推奨だ。
Student(出願者本人)として登録。Counselor・Recommender・Other(保護者など)の選択肢があるが、必ず Student を選ぶ。
4 年間使い続けるメールアドレス を使う。学校のアドレスは卒業後に使えなくなるので、Gmail など個人アドレスを推奨。
パスポートと完全一致 させる。後の I-20 やビザ申請でも使うため、ローマ字綴りを統一。日本住所は英語表記に変換。
First-year applicant(新入生として 4 年制大学初出願)または Transfer applicant(編入生)を選ぶ。コミカレからの編入は Transfer。
02
Profile Sections
Profile タブの中に 7 つのセクション がある。すべて埋める必要はないが、Optional 項目も入れた方が有利。
Profile は「事務的な記入欄」に見えるが、実は Admissions Officer があなたを最初に判断する場所 だ。エッセイを読む前に、まず Profile で「この人は誰か」を把握する。家族構成、両親の学歴、課外活動の深さ — こういった情報が 「あなたという人物の輪郭」 を形作る。
特に留学生にとっては、「Optional の項目こそ重要」 と心得るべきだ。任意項目を空欄にすると「情報を出さない人」と判断されかねない。逆に丁寧に埋めれば「準備をしている人」として加点要素になる。以下の 7 セクションそれぞれに、留学生向けの Tip を添えてある。
内容: 名前・住所・連絡先・性別・人種・市民権
留学生向け Tip: Optional(任意)の項目もすべて入力する方が有利。人種は留学生は「Non-resident」 で OK。
内容: 親・兄弟姉妹の情報、両親の最終学歴・職業
留学生向け Tip: 両親が大学卒業者でない場合は 「First-generation student」 として配慮されることがある(米国大学は多様性を重視)。
内容: 高校情報・GPA・履修科目・学年順位
留学生向け Tip: GPA は学校の成績証明書と一致 させる。日本の高校は College Board の CEEB code が必要(高校 Counselor に確認)。
内容: SAT/ACT/TOEFL/IELTS スコア・受験予定日
留学生向け Tip: Test-Optional の大学は提出しない選択も可。ただし TOEFL/IELTS は留学生はほぼ必須。Self-report(自己申告)で OK の大学もある。
内容: 課外活動 10 個(部活・ボランティア・研究・仕事など)
留学生向け Tip: 各活動 150 文字以内で説明。リーダーシップ・継続年数・週あたり時間も記入。10 個全部埋める必要はなく、深く取り組んだ 5〜7 個が理想。
内容: 受賞歴・表彰(最大 5 件)
留学生向け Tip: コンテスト優勝、奨学金受給、学校内表彰など。受賞範囲(学校内/地域/国/国際) を選ぶ。
内容: Common App Essay(650 words)
留学生向け Tip: 7 つのプロンプトから 1 つ選んで 答える。最重要セクション。各大学の Supplemental Essay は My Colleges タブで個別に書く。
03
Apply Workflow
Profile 完成後、My Colleges タブから各大学に出願する流れ。
Profile が完成したら、いよいよ 「各大学への出願」フェーズ に入る。Common App の便利さの本質は、ここからの 7 ステップで 「1 度の作業で複数校に同時出願」できる ことだ。各大学への提出書類の一部は共通だが、Supplemental Essay や追加質問は大学ごとに異なる。「共通部分は使い回す」「個別部分はカスタマイズする」 このメリハリが効率と質の両立を生む。
04
Application Systems
米国大学出願には 4 種類 の願書システムが存在する。志望校がどれを採用しているか必ず確認。
「米国大学= Common App」と思いがちだが、実は Common App だけでは出願できない大学 も存在する。代表的なのが カリフォルニア大学(UC)の 9 キャンパス。Berkeley・UCLA など人気校はすべて UC Application という独自システムでしか受け付けていない。
さらに Coalition for College、大学独自の願書 など複数のシステムが並立している。志望校リストを作る段階で、「どの大学がどのシステムを使うか」を確認しないと、出願直前に 「あれ、別のシステムが必要だった」 と気づくことになる。それぞれの特徴を比較して整理しておこう。
05
Fee Waiver
出願料は 6 校で $300〜$500。負担が大きい場合の選択肢。
出願料は意外な負担になる。1 校 $50〜$80 なので、6 校なら $300〜$500、10 校なら $500〜$800 だ。家計が厳しい家庭にとっては、これだけで出願校数を絞らざるを得ない場合もある。だが 「出願料が払えないから留学を諦める」必要はない。3 つの抜け道がある。
米国の Federal Lunch Program(給食費補助)受給者、世帯年収が連邦貧困ライン × 1.5 以下、孤児・里子、SAT Fee Waiver 受給者 などが対象。日本在住の留学生は 原則対象外。
大学独自の Fee Waiver が利用できる場合がある。例: NYU・Yale・Brown など一部大学は留学生にも家計状況に応じた免除を提供。Admissions Office に直接メール で問い合わせる。
Tulane・Drexel・Wake Forest・Bowdoin・Tufts など 留学生も出願料無料 の大学が複数ある。これらを「とりあえず出す」枠として活用。
06
Common Issues
日本人留学生が陥りやすい問題と回避策。
Common App は世界中の留学生が使う設計になっているが、日本人特有のトラブルパターン がある。漢字・かなが PDF で文字化けする、住所表記の英訳に時間がかかる、提出ボタンが押せない原因が分からない — こうした問題は事前に知っていれば回避できる。提出締切間際にこれらに遭遇すると致命的なので、早めに把握しておこう。
登録メールアドレスを忘れた場合 の復旧は困難。必ずメモする。Common App サポートに連絡しても、本人確認に時間がかかる。
日本語入力(漢字・かな)が PDF で四角化け することがある。すべての入力はローマ字 で行う。住所は英語表記。
1 活動あたり 150 文字(英文字含む) の厳しい制限。冠詞・接続詞を削り、動詞中心の 箇条書き的な英文 で書く。
全セクションで 赤い感嘆符 がないことを確認。FERPA Waiver サイン漏れ、推薦者招待漏れ、出願料支払い漏れが原因のことが多い。
07
FAQ
Common App は 毎年 8 月 1 日に翌年版が公開 される。高校 3 年(米国基準で Senior year)の 8 月にアカウント作成 → 9 月に Profile 入力完了 → 10 月にエッセイ完成 → 11 月(ED/EA)or 1 月(RD)に提出、というスケジュール。
アカウント作成・Profile 入力・エッセイ提出はすべて無料。出願料は 各大学に提出する時のみ 発生し、$50〜$80/校。出願料無料の大学もある。
最大 20 校 まで My Colleges に追加できる。実際に提出するかは別。日本人留学生は 5〜8 校が現実的。
変えられない。Common App Essay(650 words)は 1 本で、提出する全大学に同じ内容が送られる。各大学の Supplemental Essay は個別に書く。
原則不可。提出後に間違いを発見した場合、Admissions Office に直接メール で修正を依頼する。ただし対応してくれない大学もある。提出前のチェックが極めて重要。
Common App 優先。大学側の判断はどちらで出しても同じ。Common App の方が 1 度の入力で複数校 に使えるため効率的。
Counselor / 教師の推薦状が期限後に到着しても、出願は受理される(多くの大学)。ただし審査開始が遅れるため、提出 2 週間前にリマインドメール を送るのがマナー。
両方重要。Common App Essay は「あなた自身」を伝えるメインエッセイ、Supplemental は「なぜこの大学なのか」を示す具体的なエッセイ。難関校ほど Supplemental の質を見る。
References
※ 2026 年 05 月 時点の情報。最新は各公式サイトでご確認ください。
Next Step
Common App の使い方を理解したら、次は最重要要素のエッセイ。
Personal Statement と Supplemental Essay の書き方を詳しく解説。